2014年5月23日金曜日

難病法案と児童福祉法改正法案が成立!

難病法案と児童福祉法改正法案が本日(23日)の参議院本会議で可決され、成立しました。

難病対策の法制度としては、昭和47年に「難病対策要綱」が策定されて以来、42年ぶりの大改革となります。


現在、法律に基づかない予算事業(特定疾患治療研究事業)として実施されているものが法律になるということは、本当に大きな意味のあることです。

「難病医療法」の新制度では、難病患者に対する医療費助成の対象疾患を現在の56疾患からおよそ300疾患に増やし自己負担も原則3割から2割に引き下げられます。これにより、助成対象となる患者数は現在のおよそ92万人からおよそ165万人に増える見通しです。

ただし、これまで自己負担のなかった重症の難病患者にも一定の負担を求めるなど、患者によっては、現在よりも自己負担が増えるケースが予想されていたり、600ほどあると言われている難病のうち半分は助成の対象外になる、といった問題もあります。そのため、難病の種類によって差が出てしまうのは不公平だ、という声もあがっています。

施行期日は平成27年1月1日。

確かに上記の問題点もあるので、手放しに喜べないところがありますが、それでも、ようやく法案が成立した、という大改革は大いに歓迎したいと思います。

なお、厚労省の「難病対策の改革に向けた取組について(概要) 」も合わせてご参照ください。


<参照URL>
難病医療費助成の2法律が成立 (NHK)
難病医療法が成立、難病対策42年ぶり大改革 (毎日放送)
難病対策の改革に向けた取組について (厚労省)
難病対策の改革に向けた取組について(概要) (厚労省)

苦しみは比べられない

あれは、先端巨大症がまだ特定疾患になる前のこと…。

私が、ひと月6~7万円という高額な医療費と薬の副作用に苦しんでいることを話した時、こんなふうに言われたことがあります。

「でも、治療法の無い病気もあるんだから。」

私は言葉を失いました。

私は、「あなたの苦労は大したことない」と切り捨てられた気分になりました。「他のもっと大変な人のことも考えたら、そんなの大したことないのよ」と。

もしかしたら、「だから、そんなに悲観的にならないで。」という励ましのつもりだったのかもしれません。

でも、苦しくて大変な思いをしている相手を前に、「あなたよりも、もっと大変な人がいるんだから」と言ってしまうのは、やはり間違っているような気がします。

というのも、ここで1番大切なことは、目の前の人が苦しんでいるという事実であって、そこに変な比較なんて要らない、と思うからです。

だって、苦しみは比べられるものではないではないんですもの。

2014年5月22日木曜日

配布資料にミスで審議中断;2法案の成立も先送り

20日(火)、難病法案、児童福祉法改正法案の2法案が全会一致で可決され(参照)、21日(水)の参議院本会議で成立する予定でした。

…が、この日の最初の議案である、医療・介護推進法案で、まさかの事態発生。配布資料に一部、別の法律の内容が記載されるというミスが起きていたのです。

田村厚生労働相が、法案の趣旨説明を終え、質問者が壇上に上がると、田村厚生労働相に対して、やじの嵐が吹き荒れました。

結局、本会議はそのまま閉会…。
予定されていた難病法案と児童福祉法改正法案の成立も先送りされてしまいました。

予定では、次の本会議は23日(金)となっていますが、その中にこの2法案が入るかどうかはまだ未定とのこと。

全会一致で衆参両院を通過した両法案ですので、本会議でも全会一致で通ると思っているのですが、思わぬところで足踏みとなってしまいました。


<参照URL>
国会 配布資料に「コピペ」ミス 審議中断、法案採決見送り (FNN)
厚労省、法案資料にコピペミス 参院本会議、審議止まる (朝日新聞)

<過去ログ>
難病法案と児童福祉法改正法案、全会一致で採択

2014年5月21日水曜日

難病法案と児童福祉法改正法案、全会一致で採択

難病法案と児童福祉法改正法案が、昨日、参議院厚生労働委員会で全会一致で採択されました。

採択されたこの2法案のそれぞれに、全8会派(自由民主党、民主党・緑風会、公明党、日本維新の会、結いの党、みんなの党、日本共産党、社会民主党)共同提案による附帯決議案が提案され、全会一致で採択されました。


<参照URL>
20 日(火)に参議院厚生労働委員会で終日審議、終了後に採決。両法案ともに全会一致で採択されました (JPA)
「難病の患者に対する医療等に関する法律案」に対する附帯決議 (JPA)
難病法案:広がる期待…助成対象選定を注視 (毎日新聞)