2012年9月30日日曜日

「中秋の名月」にちなんで

2012年の中秋の名月って9月30日、つまり今日なんですね。
でも、台風の接近でそんな雰囲気ではないような。。。

ということで、お月見できなくても、月が似合いそうなお花を活けてみましたよ。


生花で、
  • すすき
  • おみなえし
  • りんどう
です。

これでお月様も見えたら嬉しいんだけど。。。

中性脂肪がちょっと心配

最近、中性脂肪がちょっと心配です。

上限値:40mg/dl
下限値:149mg/dl

2012年4月12日  98mg/dl
2012年5月10日  147mg/dl
2012年8月4日    107mg/dl
2012年9月8日   156mg/dl

お酒もそんなに飲んでいるわけでもないし、甘いものもそんなに好きではないし、油っこいものもそんなに食べているように思わないのですが…。しかも、BMIは20.5なので、肥満でもありません。ということは、運動不足による隠れ肥満???

気になったので早速、体脂肪をチェック!
結果…28.7%
う~ん、もっと低くても良いですね。

そういえば、祖母が中性脂肪が高くて400越えです。家族性の可能性も考慮に入れたら、やはり、酷くなる前に、対策をしなくては!と思いました。まだ20代ですし…。

やはり食生活と運動ですかね。。。
できることから少しずつ取り組んでいきたいと思います。

2012年9月16日日曜日

先端巨大症における経蝶形骨洞下垂体腺腫摘出術後の頭髪の脱毛

先端巨大症の患者さんで、下垂体の手術をした後、髪の毛がやたらと抜けた、または抜ける、という方、いらっしゃいませんか?

私は術前、髪が多い方で、ロングにのばしていました。決してパーフェクトではないけれど、自分の髪が好きでした。

2006年5月(手術の約1年前)
それが、下垂体の手術をした瞬間に髪がゴッソリと抜け落ちました。髪を洗うたびに沢山抜けるので、ショックでした。合成シャンプーをやめたりしたのですが、私の場合、解決策になりませんでした。

そして、今でも頭のてっぺんが薄いので、髪を切りに行くたびにその部分が目立たないように、と美容師さんが工夫して下さいます。まだ若い(?)女性なのに、こんなことを考えなくてはならないなんて悲しいです。

「先端巨大症の患者が下垂体の手術を受けると髪が抜ける」といったことは術後に知りました。セカンドオピニオンでお世話になったJ医師も、現主治医のH医師も、患者会でお世話になっているY医師もそんなことをおっしゃっておりました。

今回、そういったことを証明する論文が発表されたので、ご紹介させていただきたいと思います。虎の門病院の山田正三先生らの論文です。

日本語でザックリと要点だけをまとめていきます。

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先端巨大症における経蝶形骨洞下垂体腺腫摘出術後の頭髪の脱毛

目的:

日本の臨床診療では、先端巨大症の手術の成功の後に、頭髪の脱毛が頻発するそうです。しかし、そういった問題はあまり報告がなされてこなかったとのこと。今回の研究の目的は先端巨大症の術後の頭髪脱毛を調査すること、とされております。

方法:

術後の頭髪脱毛についての質問表を、郵便で返信してもらうよう、先端巨大症の手術を受けた511人に渡しました。そのうちの484人が今回の研究の対象となっております。

結果:

術後3~6ヶ月の間に脱毛に気付いたのは、非機能性腺腫の患者167人のうち6人(3.6%)であったのに対し、先端巨大症では484人の患者のうち263人(54%)でした。先端巨大症患者での脱毛の程度に関しては下記の通り。
  • 最小限  50人(10%)
  • 中程度 117人(24%)
  • 重度   96人(20%)
女性患者、治癒した患者、術後に重度の成長ホルモン分泌不全の見られた患者においては、特に術後の脱毛が多かったようです。

また、この脱毛のあった263人の脱毛の改善具合は下記の通り。
  • 完全に改善 85人(32%)
  • やや改善   88人(34%)
  • 改善無し   90人(34%)
男性患者と、術後の脱毛が重度であった患者は、特に脱毛が改善しにくかったようです。

結論:

特に手術が成功した後に、多くの先端巨大症の患者で様々な程度で脱毛が起きることを事前に説明することが重要である、ということです。


<参考文献>
先端巨大症における経蝶形骨洞下垂体腺腫摘出術後の頭髪の脱毛

今回はサンドスタチンLAR投薬、でも用量は半分

7月も8月もサンドスタチンLARを休薬しておりましたが、今月はそうはいかず、注射してきました。
私のIGF-1の基準値は133-312ng/mLなのですが、実際の値は下記の通りでした。

採取日  IGF-1         GH
4/12        132ng/mL      3.77ng/mL
5/10          156ng/mL     1.98ng/mL
6/7            158ng/mL      3.70ng/mL
7/7            177ng/mL      5.51ng/mL
8/4            180ng/mL      3.15ng/mL
9/8            291ng/mL      5.17ng/mL

太字はお薬なしの値です。8月は良かったのですが、9月になったら一気に100以上もあがっております。いくら基準値内とは言え、これは良くない…。

主治医と相談の上、今回はサンドスタチンLARの投薬を行うことになりました。
しかし、今回は10㎎今まで20㎎だったので、半分の用量です。
また、間隔も今までよりもあけることになりました。

さて、「10㎎になるので、注射する薬液は薄くなる」と看護師さんから聞いたので、「もしかしたら痛みも軽減するかしら?」と淡い期待をしておりました。が、痛みは同じでした。(とほほ)

副作用も若干軽かったものの、あまり変わらず。。。
腹痛は確かに今回は起きなかったので良かったのですが、翌日の疲労感のどうしようもなさは20㎎の時とあまり変わりませんでした。10㎎になったら楽になると思ったんですけどね。ちょっと残念です。

まぁ、久しぶりの投薬だったので、身体が過剰反応しているだけだと良いのですが。これからまた、このお薬をずっと打ち続けるのでしょうけど、こういった反応が出ると、気分が重くなります。

<過去ログ>
またまたサンドスタチンLARの投薬なし
サンドスタチンLAR休薬
サンドスタチンLAR休薬のその後

2012年9月11日火曜日

お味噌汁とご飯の思い出

昨日、職場の朝礼中に立ちくらみがして、しゃがみこんでしまいました。こういうの、ぼちぼちあるのですが、実に3か月ぶり。先輩や上司を心配させてしまいました。

そして、今日も朝から調子が良くなく、体はグッタリした感じ。うつ転しつつあるのかな?とちょっと心配になります。そんな中、帰りにスープのお店で夕食を済ませたのですが、その味にとても癒され、ホッとしました。そして、ふと、術後、髄液漏で苦しかった時にあった、嬉しかったことを思い出したのでした。

(アメリカで)術後、髄液漏を起こしたのですが、その処置(腰椎から髄液を排出する)のため、非常に強い頭痛と嘔気があり、何を食べても戻してしまう、という状態が数日続いておりました。友人のリンは、その私の姿を見て、「日本人は病気の時、どんなものを食べたいものなのか?」と聞いてまわったみたいです。そして、私のICU入院4日目に、お味噌汁とご飯(白米と玄米)を持ってきてくれたのでした。あの時のお味噌汁とご飯の美味しかったこと!今でも忘れられません。

まさか、アメリカで入院中にお味噌汁とご飯がいただけるとは思いませんでした。リンの心遣い、とっても嬉しかったです。今日、スープをいただきながら、そんなことをふと思い出しました。

2012年9月9日日曜日

アクロメガリーに対するエストロゲン療法

以前、IGF-1とエストロゲンについての記事を書いたことがありました(参考)。
その際、私は
エストロゲンを投与するとIGF-1って低下するんでしょうか?
なんていう疑問を投げかけておりました。
今回、その疑問に答えるような論文が2012年8月30日に出たようなので、ご紹介させていただきます。

Estrogen treatment for acromegaly

まずは概要を和訳させていただきます。

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1930~40年代から、エストロゲンはアクロメガリーの患者に使用され、血漿IGF-1の値を抑制させることでアクロメガリーの臨床兆候と症状を改善させてきた。エストロゲンはGHの機能を後受容体レベルで拮抗し、GHのシグナリングを阻害するため、GHによる肝臓でのIGF-1合成を減少させる。アクロメガリーがアクティブであり、薬物治療を受けていない、またはソマトスタチン受容体リガンド(SRL)やGH受容体拮抗薬によって適切にコントロールされていない、4人の女性患者での治療経験について我々は報告する。現行の治療法にエストロゲン療法(経口ピルや経皮的エストロゲンパッチ)を追加すると、全ての患者でIGF-1が抑制され、そのうち3人は寛解に至った。アクロメガリーにおけるエストロゲンや選択的エストロゲン受容体モジュレーターの使用と、それらの作用のメカニズムを我々は考察した。エストロゲンは、アクロメガリーがアクティブで、SRLやGH受容体拮抗薬に対して部分的にしか反応しない女性患者には、代替療法や安価な補助薬となり得る可能性がある。

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なにやら難しいことが書いてあるように見えるかもしれませんが、一言でいえば、アクロメガリーの女性患者4人は、エストロゲン療法によってアクロメガリーが改善した、ということ。

つまり、「エストロゲンを投与するとIGF-1って低下するんでしょうか?」という私の質問の答えは、この論文によるとYESなんでしょうね。ただし、女性限定の結果ですけどね。


<参考URL>
Estrogen treatment for acromegaly

<過去ログ>
IGF-1とエストロゲンの関係
先端巨大症女性の妊娠分娩

2012年9月8日土曜日

MRI検査、してきました。

今日、MRIを受けてきました。

ただ、MRI検査、私にとっては結構大変な検査なんですよね。
というのも、Saraは閉所恐怖症だから。
マイナートランキライザー無しにこの検査を受けることができない人種(?)なんです。

精神科のO先生とも相談し、ワイパックス2㎎をMRI開始の1時間前に服用することに。
段々と意識がポワーンとしてきますが、眠さがきません。
「これ、このままじゃダメかもしれない…」
しかし、ワイパックス1㎎錠をあと1錠服用しようとしたら、名前を呼ばれてしまいました。
時すでに遅し…。

MRIの中に体が進んでいくと、強烈に「無理!!!」という気分になり、私は大騒ぎする一歩手前の状態でした。頓服は確かに効いてはいるのですが、パニックを抑えるほど強くは効いていない、といった感じ。「あぁ、もう無理だよ。こんなの無理だよ。こんなに壁が近いなんてありえないよ。もう死にそう…。」そう思いながらも何とか目をつぶり、深呼吸をして落ち着こうとしました。ナースコールを押そうか押さないか、真剣に悩んでいるうちに前半は終了。

次は造影剤です。こんな精神状態だったからでしょうか、造影剤を入れたら気持ち悪くなってしまいました。ただ、この頃にはワイパックスの効き目もだいぶ強く出ていたので、前半よりは楽に検査を終了することができました。

そういえば、MRIのたびに思うのですが、日本ではどうして「オープンMRI」が普及していないのでしょうか?私が閉所恐怖症でもアメリカで問題無くMRIを行うことができたのは、「オープンMRI」のお蔭でした。私がミシガンでお世話になった「オープンMRI」は、トンネルタイプではなく、両脇が開いております。「閉じ込められた感」が無かったので、頓服無しで検査を行うことができました。ミシガン州立大にすらあったのに…、と思ってしまいます。うちの病院でも、早くオープンMRI、導入してほしいなぁ。

2012年9月7日金曜日

幸福感って感じても良いの?生きていても良いの?

今夜はワイン片手に、ババリアブルーというチーズを楽しんでおります。ブルーチーズと白カビチーズの美味しさが絶妙にミックスされた何とも美味しいチーズです。

そういえば、私がワインとチーズをこよなく愛することを知っているO先生に「君に足りないのは、ワインとチーズだよ」とジョークっぽく言われたことがあります。「ドクターがそんなこと言いますか?」と思わず笑ってしまいました。すると、先生、「自分が幸せを感じることをやってみるのって大切なことなんじゃないかな」と続けます。「あぁ、なるほど!」と思いました。

実は私、うつ状態から回復するまでは、自分を良い意味で甘やかすことができませんでしたし、生きていることに罪悪感を感じていました。幸福感、そして生きていること―これらは自分には許されていないように感じていました。ですから、私にとって、回復するまでの大きな課題は、「自分は幸せになっても良いんだ、生きていても良いんだ」と信じることだったんですよね。

しかし、そんな私を支えて下さったのは、精神科のO先生の言葉でした。「あなたは生きていて良いんだよ」とO先生に言われた時、私は正直、不思議な気持ちになりました。というのも、私は子どもの頃から、「私が生きていることで他の人の迷惑になっているから、私は死んだ方が良い」と考えていたからです。「えっ、私って生きていて良いの?」と驚きました。同時に、存在を肯定してもらえて嬉しかったですし、また安心したのも覚えています。

O先生をはじめ、様々な人達の助けのお蔭で、徐々に私は自分の存在を肯定できるようになっていきました。そうしたら、次の課題は「自分にご褒美をあげることは正当なことである」と信じることになりました。そうしたら、タイムリーにO先生が「自分が幸せを感じることをやってみるのは大切なこと」なんておっしゃったのでした。

最近では、自分の本当に求めていること、欲していることに耳を傾けるのが以前よりも上手になってきたかな、と思います。そして、それを満たすことに対する罪悪感もかなり減ってきました。

私たちは皆、幸せを感じて良いわけですし、また生きていて良い存在なんですよね。そして、この「私たち」には「私」も入るんですよね。心が健康な人にとっては、こんなこと、とっても当たり前のことなんでしょうけど、私にとってはある種、発見なのでした。