2012年5月29日火曜日

エビリファイOD錠

エビリファイのOD錠(口腔内崩壊錠)が今月、発売開始されました。
私は、今まで1.5㎎、つまり3㎎錠の半錠だったので、あまり興味がありませんでした。
「OD錠は吸湿性があるから、半分にするのには向いていないわよね。」

ところが、処方量が3㎎に変更になったのをきっかけに、OD錠(3㎎)が処方されることになりました。

表はこんな感じ。



裏を見ると、お薬の名前が分かります。


開けてみるとこんな感じ。



実際に口の中に入れてみると、甘い味で、口の中でサッと溶けました。

ただ、やはり私にはOD錠が向いていないような気がします。
もしも、このお薬だけを服用しているのでしたら、その恩恵が大きいのですが、私の場合、他のお薬も同じ時間に服用なので、結局、水が必要になります

結局のところ、OD錠は頓服のお薬に向いているように思います
例えば、片頭痛のお薬、マクサルトRPDも口腔内崩壊錠ですが、これはとても助かります。
片頭痛が来る前兆があった時、「わわっ、今飲まないと!」となるのですが、そういう時に水があるとは限りません。そういった事も考えると、やはりOD錠は頓服向きなのかな、と思います。

逆に、ルーチンのお薬はスタンダードの剤形で良いように感じました
それでも、このお薬だけ飲んでいる患者さんには、エビリファイODはとても便利な剤形のお薬でしょうね。
それに、剤形に選択肢があると、服薬のアドヒアランスは高くなるように感じます。ですから、エビリファイにOD錠があることは大きな意義があることだと思います。

2012年5月27日日曜日

「脳のホルモンって何?」に参加してきました

昨日、5月26日(土)に日本医科大学で開催されました第4回市民公開講座「脳のホルモンって何?~下垂体機能低下症について~」に参加してきました。

外科的な立場からと内科的な立場からの両方からのご講演を聴講することができました。

外科的な立場

日本医科大学付属病院の石井雄道先生から「下垂体機能低下をきたす脳神経外科疾患と手術」というテーマでご講演いただきました。

イントロでは、ヨガのチャクラでは、6番目のチャクラがちょうど下垂体にあたる、といった、なかなか興味深いことをおっしゃっておりました。

下垂体機能低下を起こす疾患の63.5%が下垂体腺腫だそうです。他には頭蓋咽頭腫なども。

下垂体腺腫のうち、非機能性(ホルモンを産生しない)の腫瘍は30~40%とのこと。
これが、下垂体組織を圧迫してしまうので、下垂体の機能低下が起こるようです。

ご講演では、経蝶形骨手術の映像も見せていただきました。
興味深かったのが、手術終了時に日医大ではセラミックのプレートを入れて閉じる、というところ。
実は私はこのプレートは入っておりません。
このプレートに関しては、入れる・入れないでは意見が分かれるところのようです。
私はこういったお話は今回、初めて聞きました。

機能低下に関しては、
  • 「圧迫によるもの」(下垂体腺腫、髄膜腫、嚢胞性病変)
  • 「下垂体の障害によるもの」(頭蓋咽頭腫、胚細胞腫、炎症を伴うもの)
の2つに分けられる、とのことでした。

また、治療に関しては、下垂体に負担をかけない、正常下垂体を残す、元の状態に戻す、といったことが大切である、とおっしゃっておりました。


内科的な立場

東京女子医科大学の肥塚直美先生から「おとなにも成長ホルモンは必要?」というテーマでご講演いただきました。

まずは、主な内分泌臓器とホルモンについての復習からご講演を始めていただきました。

視床下部 → 下垂体 → 内分泌臓器

という流れから始まって、下垂体ホルモンの種類についてお話されました。

また、ホルモンには
  • ペプチドホルモン
    • インスリン、GHなど
  • ステロイドホルモン
    • 副腎皮質ホルモン、女性ホルモン、男性ホルモンなど
  • アミンおよびアミノ酸
    • 甲状腺ホルモンなど
の3種類があることもご指摘されました。
そこから、どうしてペプチドホルモンのお薬は注射剤なのか、といったご説明もされました。

そして、下垂体ホルモン一つ一つの補充についてのご説明に入ります。
ACTH、TSH、ゴナドトロピン(FSH、LH)、PRL、ADH、GHという順番。

ACTHのご説明では、「ACTHは生命維持に不可欠なホルモンである」という点を力説されておりました。勝手にハイドロコーチゾンによる補充をやめる、つまりお薬をやめるとクリーゼに至り、危険だそうです。

TSHのご説明の中で、今回初めて知ったことは、「ACTHが低い場合、甲状腺ホルモンを先に投与するのは禁忌」といった内容。シーハンなどでACTHもTSHも共に低い場合、まずは、ハイドロコーチゾンで補充を行い、その後、甲状腺ホルモンを少量から投与する、という治療にする必要があるそうです。この順番を誤ると病状が悪化する、と仰っておりました。

ゴナドトロピン(FSH、LH)については、挙児希望でなければ、女性の場合は女性ホルモン、男性の場合は男性ホルモンをそれぞれ補充する形になるそうです。しかし、挙児希望の場合は、ゴナドトロピン療法が必要とのこと。

PRLは、多い場合は治療が必要ですが、少ない場合は特に治療は行わないそうです。

ADHは、尿を濃縮して体内に水分を維持させる重要な機能がある、とのこと。デスモプレシンで治療をするそうです。

そして、最後にGH。GHは、その分泌量こそ変動しますが、生涯にわたって分泌され続けるホルモンです。そのため、「成人でも、GHは何らかの働きがあるのではないか?」と考えられていたそうです。

その考えを裏付けるものになったのが、1990年にスウェーデンでの「下垂体機能低下症における心血管疾患での死亡率」という研究。下垂体機能低下症では、心血管疾患による死亡率が高いことが分かったそうです。

それだけではなく、成人でGHが低いと、例えば脂質異常症、糖代謝異常症、肝障害も起きやすいそうです。

成人でのGH補充ですが、これを行うと、「QOLが向上した(疲れにくくなった、フルタイムで仕事ができるようになった、肥満が改善した等)」という患者さんもいらっしゃる一方、「特に変わらなかった」という患者さんもいらっしゃるようです。ですから、GH補充療法に関しては、「とりあえずやってみて、効果が無ければやめてもいいのでは。やってみることが大切。」というのが肥塚先生のご意見でした。


<過去ログ>
【再】5月26日(土)市民公開講座(東京都)

2012年5月25日金曜日

【再】5月27日(日)に医療講演会(京都)

医療講演会、「性腺(睾丸・卵巣)のすべて」が、いよいよ2日後にせまりましたので、再度、ご案内させていただきます。

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京都医療センターで島津先生による医療講演会が開催されます。
詳細は下記の通り。

「性腺(睾丸・卵巣)のすべて」

主催:下垂体患者の会

日時:
2012年5月27日(日)
13:00開場、13:30開始、16時ごろ終了

講師:
島津章 先生
(京都医療センター 臨床研究センター長)

場所:
京都医療センター 4階大会議室
(時間外入口から、病院会計窓口横を通ってエレベーターで4階)
参加費:
下垂会の会員は500円、非会員は800円。
予約不要、直接会場へ。
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以下は下垂会からの案内文です。
今回のテーマは、「性腺のすべて」です。分かりやすさで定評のある島津章先生が質疑応答を務めます。
下垂体機能低下症は、性ホルモンを補充することで、日ごろの病的な疲れから解放され、生活の質がよくなる場合があります。

【再】5月26日(土)市民公開講座(東京都)

市民公開講座、「脳ホルモンって何?~下垂体機能低下症について~」がいよいよ明日にせまりましたので、再度、ご案内させていただきます。

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東京都の日本医科大学で、今月、「脳ホルモンって何?~下垂体機能低下症について~」という市民公開講座があります。(主催:日本イーライリリー株式会社)

詳細は下記の通り。

「脳のホルモンって何?
~下垂体機能低下症について~」

主催:日本イーライリリー株式会社

入場無料

日時:
2012年5月26日(土) 14:00~15:30

会場:
日本医科大学 橘桜(きつおう)会館 2階ホール

アクセスに関しましては、チラシをご覧下さい。
(下垂会代表理事 はむろさんのサイトに飛びます)

プログラム:

イントロダクション
(日本医科大学 名誉教授 寺本 明 先生)

講演① 14:05~14:35
「下垂体機能低下をきたす脳神経外科疾患と手術」
(日本医科大学付属病院 神経外科 病院講師 石井 雄道 先生)

講演② 14:40~15:10
「おとなにも成長ホルモンは必要?」
(東京女子医科大学 高血圧・内分泌内科 教授 肥塚 直美 先生)

質疑応答

チラシはこちら
(↑↑↑ 下垂会代表理事 はむろさんのサイトに飛びます)

2012年5月13日日曜日

Pasireotide(パシレオチド)の第三相試験の結果

英国内分泌学会のホームページに、こんな記事が出ておりました(↓↓↓)。

Novartis have announced the results of their phase III trial examining the use of pasireotide for the treatment of acromegaly. The study was presented at the joint International Congress of Endocrinology/European Congress of Endocrinology.

(ノバルティスは、先端巨大症治療薬としてパシレオチドを使用する有用性を検証するための第三相試験の結果を発表した。この研究は国際内分泌学会/欧州内分泌学会合同会議で発表された。)

詳しい記事はこちら(英語)

では、内容を日本語で説明させていただきます。

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第三相試験で、長時間作用型パシレオチドを投与した患者と長時間作用型オクトレオチドを投与した患者を比べました。

先端巨大症の患者で、薬物療法を行ったことのない患者(手術の有無は問わない)、358人を無作為に、下記の治療群に振り分けました。
  • 長時間作用型パシレオチド(40㎎)
  • 長時間作用型オクトレオチド(20㎎)
どちらのお薬も、筋肉内注射で28日毎の投与です。

用量漸増は3ヶ月後、7ヶ月後に許可。具体的な漸増と、漸増した患者の割合は下記の通り。
  • 長期間作用型パシレオチドでは、50.6%の患者が60㎎へ漸増。
  • 長時間作用型オクトレオチドでは、67.6%の患者が30㎎へ漸増。

エンドポイントは「先端巨大症の完全なコントロール」で、この「完全なコントロール」は
  • 成長ホルモン値 <2.5mcg/L
  • IGF-1が正常値
と、定義されております。

…さて、治験開始から1年後、先端巨大症が完全にコントロールできている症例数を比べてみたところ
  • パシレオチドの患者では、31.1%
  • オクトレオチドの患者では、19.2%
と言う結果で(P=0.007)パシレオチドの患者の方が有意に多かったようです。

成長ホルモン値 <2.5mcg/Lに関してはパシレオチドとオクトレオチドの間には有意差が見られなかったとのこと。ただし、IGF-1に関しては、完全にコントロールできていた患者数は
  • パシレオチドでは、38.6%
  • オクトレオチドでは、23.6%  (P=0.002)
という結果で、パシレオチド群の方が有意に多かったみたいです。

また、IGF-1の下がり方ですが、3ヶ月目までに下がっていき、その後はそのレベルが維持されている、というパターンが平均的なようです。

副作用については、どちらのお薬も同じような安全性を備えていますが、高血糖に関しては、
  • パシレオチドでは、28.7%
  • オクトレオチドでは、8.3%
 という発生率で、パシレオチド群の方が高血糖が出やすかったみたいです。

その他の副作用の発生率の相違は下記の通りで、オクトレオチドの方が発生率が高かったようです。(オクトレオチド vs パシレオチド)
  • 下痢 (45% vs 39.3%)
  • 胆石症 (35.6% vs 25.8%)
  • 頭痛 (26.1% vs 18.5%)

…この治験にはさらに続きがあります。

治験開始1年後に先端巨大症が完全にコントロールできていなかった患者を対象とし、6ヶ月、治験を延長しました。この段階では、患者には薬剤を変更する選択肢も与えられ、3ヶ月ごとの用量漸増も許可。

6ヶ月後…。
先端巨大症が完全にコントロールできるようになった患者は、下記の通り。
  • パシレオチドに変更した患者81人のうち21%
  • オクトレオチドに変更した患者38人のうち2.6%
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一言で結論を述べるならば、「オクトレオチド(サンドスタチンLAR)に比べ、パシレオチドの方が先端巨大症の治療に有効であり、また副作用も高血糖を除けば少ない」ということでしょうか。

このパシレオチドというお薬、サンドスタチンLARでもIGF-1がコントロールできなかった患者さんには、一筋の希望となるお薬ではないでしょうか。

パシレオチドは、最近、欧州でクッシング病治療薬として承認されたそうですが、今度は先端巨大症治療薬として承認されると良いですよね。そして、なるべくドラッグラグ無く、日本でも使えるようになると良いな、と思っております。


<参考URL>
New Drug Controls Growth Hormone Disease (英国内分泌学会)
New Drug Controls Growth Hormone Disease (MedPage Today)

<過去ログ>
Pasireotide (SOM230)
Pasireotide、クッシング病に有効


2012年5月12日土曜日

グリーンスムージーにハマりそう

2日前にミキサーを買ってきました。
ツイ友の影響を受けて、グリーンスムージーを作りたくなったんですよね。
グリーンスムージーは、グリーン(生の緑の葉野菜)、フルーツ、水をミキサー(ブレンダー)にかけたものです。詳しくはこちら

すでに3回作っておりますが、実験的に作れて、なかなか楽しいです。
味も、見た目の強烈なグリーンとは対照的で美味しいですし。
市販されている野菜ジュースに比べたら、私はこのスムージーの方が好きです。
また、普段、食欲が無くて困っている私には、手軽に栄養素や食物繊維が摂れて便利な飲み物だと思います。

これから色々な組み合わせを、楽しく実験(?)していきたいと思います。


レタス(フリルアイス)、オレンジ、バナナ

小松菜、オレンジ、バナナ、アボカド


<参考URL>
グリーンスムージーとは?

2012年5月11日金曜日

サンドスタチンLAR投薬後、また不調

昨日は、内分泌内科の受診とサンドスタチンLARの投薬がありました。

IGF-1のコントロール良好

私の成績、とても優秀です。IGF-1の私の基準値は133~312ng/mLなのですが、今回(先月)は136ng/mL。-2SDスレスレ状態。術後752ng/mLからスタートしたことを考えると、本当に大きな進歩です。本当にサンドスタチンLAR様様です。

サンドスタチンLAR投薬後、また不調/添付文書からの発見

毎度のことなのですが、投薬後、お腹がキュルキュル、ゴロゴロして痛かったです。
ただ、今回はそれにプラスして、酷く体がグッタリしてしまい、翌日もお休みをいただき、寝込んでしまいました。

サンドスタチンLARの添付文書の副作用の欄を見てみると、腹痛は24.1%もある副作用みたいです。4人に1人ぐらいはお腹が痛くなる感じでしょうか。

また、倦怠感は「頻度不明」、疲労感は「1%~5%」とのこと。
「倦怠感って、頻度不明なの?あと、倦怠感と疲労感の違いって何?海外ではどうなんだろう?」

そう思って、アメリカのLARの添付文書のハイライトに再度、目を通してみました。
倦怠感は第三相試験では11.1%のようです。かなり%が異なりますね。
ただ、皮下注射の方の添付文書では1~4%となっておりました

この皮下注射の添付文書の米国版を確認した際、同時に非常に興味深いものも発見しました。米国版添付文書の副作用欄にはDepression(うつ症状)が記載されていたのです!これも1-4%です。LARではありますが、私には経験のある副作用だったので、「なぁんだ、私だけじゃなかったのね。」とちょっと嬉しくなりました。それだけではなく、LARの添付文書(米国版)には頻度不明ですが「自殺企図」も出ておりました。

エビリファイを服用するまで、私はサンドスタチンLAR投薬の翌日、必ずうつ症状が悪化・暴走しておりました。自殺念慮が悪化し、かなり苦しかったです。この相関関係に気付いても、こんなに効いているお薬を止めるなんて考えられなかったので、精神科の主治医に相談しました。幸い、エビリファイでコントロールできるようになったので、本当に良かったです。

ただ、こんな症状が出るのは私ぐらいだと思っていたので、米国版で、しかも皮下注射ではありますが、副作用にDepression(うつ症状)が出ていてホッとしました。とは言っても、やはり皮下注射とLARは別物ですけどね。


<参考URL>
サンドスタチンLARの添付文書
Highlights of Prescribing Information
Sandostatin LAR Prescribing Information

NHKスペシャル 「職場を襲う"新型うつ"」

NHKスペシャル 「職場を襲う″新型うつ″」、再放送を見ました。
ネットでの反響を見ていて、どんな番組なのかハラハラしておりましたが、思っていたほど偏った内容ではなかったように思います。

内容に関しては、既に綺麗にまとめて下さっている方がいらっしゃるので、そちらをご参考に。

「職場を襲う」という言葉がタイトルにあるぐらいなので、やはり企業目線の番組構成のように感じました。そういった目線で、「新型うつ」という現象を理解することも重要なので、これはこれで価値のある番組だったと思います。また、教育や子育てといった視点からの解釈もなかなか興味深かったように感じます。

ただ、次にあげる3点は大いに問題があったように思います。
  1. 「新型うつ」という言葉をしっかりと定義せずに議論を展開させていったこと
  2. 定型うつ、非定型うつ、双極性障害(躁うつ病)と、「新型うつ」の違いがきちんと区別されていなかったこと
  3. 若者の感情障害等の精神疾患の全てが「新型うつ」では無い、ということをハッキリとさせなかったこと

日本うつ病学会によると、 「新型うつ」という専門用語は無い、とされております。その言葉をあえて番組でメインテーマとして使うことにしたわけですから、まずはこの現象がいかなるものであるのかをきちんと定義していただきたかったです。確かにドラマから「なんとなく感じをつかむ」ことはできましたが、未だ、私には「結局、『新型うつ』って何なの?どこまでを『新型うつ』と呼ぶの?」という疑問が消えません。

また、定型うつ、非定型うつ、双極性障害(躁うつ病)と、この「新型うつ」との違いがはっきりと示されていなかったため、感情障害の全てが「新型うつ」である、と考えられてしまう危険性もあるように感じます。同様に、若者の感情障害等の精神疾患の全ては「新型うつ」である、と捉えられてしまう危険性も感じました。

そもそも、どうして「新型うつ」と捉えられてしまうことが問題なのかというと、そのイメージがあまりにもネガティブだからです。

実際、ドラマに描かれていた青年の印象は、私の中では非常にネガティブなものでした。同じように感じた視聴者も多いのではないでしょうか。あの青年が「新型うつ」を象徴しているのだとすると、私たちの中での「新型うつ」のイメージは相当に悪いものである可能性が大きいですよね。仮に、自分が、そのイメージの悪い「新型うつ」である、と誤解されたと想像してみて下さい。決して気持ち良い感覚ではないと思います。

あのドラマでの非常にネガティブな「新型うつ」の描写を考慮すると、あれは従来のうつ病のみならず、精神疾患全般の印象を悪くしかねない演出だった、と私は強く感じております。

次回、このような特集を組む際には、言葉の定義をしっかりと行ってほしいですし、また、スティグマを助長させるような演出に気を付けてほしい、と思いました。

2012年5月6日日曜日

内分泌系(間脳下垂体機能障害)難病医療相談会(東京都)

東京都難病相談・支援センターが、間脳下垂体機能障害の患者さんやご家族の方を対象に、専門医による医療相談会を開催します。

定員20名で、予約が必要です。


 日時: 
平成24年6月2日(土)13:00~16:30

 相談方法:
都内にお住いの相談者(ご家族含む)お一人20分程度の個別相談

 定員:   
20名

 担当医:  

東京女子医科大学医学部第二内科
高血圧・内分泌内科  教授 肥塚 直美 先生

国家公務員共済組合連合 虎の門病院
間脳下垂体外科  部長 山田 正三 先生

※当日は、ソーシャルワーカーによる社会福祉サービス・医療経済面等の生活相談もできます。

 申し込み方法:
事前に予約が必要です。5月31日(水)までに下記にお申し込み下さい。
相談にあたっては、診療機関の資料・検査データ(MRI画像、血液検査値、服薬内容)をご持参ください。

 申し込み及びお問い合わせ先:
東京都難病相談・支援センター
電話:03-3446-1144
FAX:03-3446-0221
※月~金 10:00~16:00

 場所:
東京都難病相談・支援センター


アクセス、および詳細につきましてはチラシをご覧ください。
(下垂会の代表理事、はむろさんのサイトに飛びます)

2012年5月3日木曜日

5月27日(日)に医療講演会(京都)

京都医療センターで島津先生による医療講演会が開催されます。
詳細は下記の通り。

「性腺(睾丸・卵巣)のすべて」

日時:
2012年5月27日(日)
 13:00開場、13:30開演

講師:
島津章 先生
(京都医療センター 臨床研究センター長)

場所:
京都医療センター 4階大会議室
(時間外入口から、病院会計窓口横を通ってエレベーターで4階)

精神疾患、発達障害への偏見を助長していません?

最近、2つの「事件(?)」があって、心穏やかではありません。

①NHKスペシャル 「職場を襲う"新型うつ"」

4月29日に上記の番組が放送されたようです。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/0429/

私は見ていないのですが、Twitterやブログ等を見ていると、既に「若者のうつ病」への誤解がかなり広まってしまっている印象を受けます。

まず、日本うつ病学会によると、「新型うつ」という専門用語は無い、ということなのですが、(参考‐PDF)この辺はハッキリさせたのでしょうか。また、「新型うつ」をどう定義したのか分かりませんが、若者の感情障害がすべて「新型うつ病」であるかのような誤解をしている視聴者も見受けられ、その弊害はかなり大きいのでは、と危惧しております。さらには、「新型うつ」は、当事者の未熟性や性格に起因する、といった、当事者バッシング的な内容もあったようです。

私自身も、会社でどのように見られているのか、とても心配になってきました。

「新型うつ」と呼ばれる現象に、当事者も、その周囲の人たちも困っているのは事実です。ですから、「これは本当に病気なのか?単なる甘えではないのか?」という議論は非生産的かつ有害ですらある、と私は考えております。困っている当事者やその周囲の人たちを「これは病気ではない」と言って突き放しても前進はしません。それどころか、ますます当事者を苦しめることになりかねません。「病気なのか否か」の議論ではなく、この現象の分析を進め、改善策をいち早く見つけることが本当に重要なことなのではないでしょうか。


②家庭教育支援条例(案)

大阪維新の会が上記の条例案をあげました。
http://osakanet.web.fc2.com/kateikyoiku.html

この第4章(発達障害、虐待等の予防・防止)、とても酷い内容だと思います。
例えば、下記のようなものがあります。

(伝統的子育ての推進)
第18条
わが国の伝統的子育てによって発達障害は予防、防止できるものであり、こうした子育ての知恵を学習する機会を親およびこれから親になる人に提供する


「発達障害の二次障害を予防」というなら分かるのですが…。
「親の育て方が悪かったから発達障害になる」という前提が垣間見え、怒りすら感じます。
発達障害は親の育て方云々ではなく、脳の一部機能障害です。そういった前提も無視して、このように当事者とその親を苦しめるような条例案を作るのはいかがなものか、と思います。


せっかく精神疾患や発達障害への偏見を無くそうと活動している方がいらっしゃるのに、せっかく当事者も頑張っているのに…。このようなことがあったりすると、とても悲しい気分になりますし、同時に大変に腹立たしいです。


<参考サイト>

職場を襲う "新型うつ"
(日本うつ病学会)

家庭教育支援条例(案)
(大阪維新の会)

2012年5月1日火曜日

5月26日(土)市民公開講座(東京都)

東京都の日本医科大学で、今月、「脳ホルモンって何?~下垂体機能低下症について~」という市民公開講座があります。(主催:日本イーライリリー株式会社)

詳細は下記の通り。

「脳のホルモンって何?
~下垂体機能低下症について~」

主催:日本イーライリリー株式会社

入場無料

日時:
2012年5月26日(土) 14:00~15:30

会場:
日本医科大学 橘桜(きつおう)会館 2階ホール

アクセスに関しましては、チラシをご覧下さい。
(下垂会代表理事 はむろさんのサイトに飛びます)

プログラム:

イントロダクション
(日本医科大学 名誉教授 寺本 明 先生)

講演① 14:05~14:35
「下垂体機能低下をきたす脳神経外科疾患と手術」
(日本医科大学付属病院 神経外科 病院講師 石井 雄道 先生)

講演② 14:40~15:10
「おとなにも成長ホルモンは必要?」
(東京女子医科大学 高血圧・内分泌内科 教授 肥塚 直美 先生)

質疑応答


チラシはこちら
(↑↑↑ 下垂会代表理事 はむろさんのサイトに飛びます)

ぷらっと日帰り旅行してきました

この三連休は天気に恵まれましたね。
私は日曜日に両親と大内宿と龍王峡に行きましたよ。

福島県は、まだ桜が満開で、とても綺麗でした。


桜の他にも、レンギョウ、水仙、チューリップ、山吹、スミレなどの花がとても綺麗に咲いており、春を満喫して来ました。

千葉県を出発したのは6時頃だったのですが、10時半過ぎには大内宿に到着。
日差しが強く、とても暑かったです。
高台に上ると、下の写真のように、茅葺屋根がずらーっと並ぶ宿場が見渡せます。


大内宿の名物に、「ねぎそば」という食べ物があります。
お箸の代わりに、ちょっと細めの長ネギで蕎麦を食べつつ、そのネギをかじる、というもの。
なかなか面白い食べ物だな、と思いました。
ちなみにSaraは、生のネギを食べると片頭痛になってしまうので、残念ながらパスしました。

この後、駒止湿原に向かいました。
途中、南会津で雪が残っているのを発見!




駒止湿原にはたどり着いたのですが、積雪のせいか、まだ入れませんでした。
残念!

そのまま帰途についたのですが、途中、龍王峡に寄ることにしました。



とても楽しかったです♪