2011年12月20日火曜日

「うつ病克服へのロードマップ」に参加④

引き続き、シンポジウムのノートです。今回は少し飛んで、加藤忠史先生のご講演。

加藤忠史 先生(理化学研究所脳科学総合研究センターチームリーダー)
「うつ病を解明せよ!~脳科学の観点から」

日本が世界で初めて「うつ病問題」に直面
WHOは「2030年には世界中で問題になる」としている。

先進国の日本が最後まで手をつけなかった病気が精神疾患。
(なぜか?)→精神疾患は「こころ」や「社会」が原因とされる傾向があったため、個人や社会のせいにされてきたから。

うつ病の治療にはSSRIを使ってセロトニンを増やす治療が行われるが、この効果は2~3週間しないと現れない。しかし、実際にはセロトニン自体はすぐに増加することが知られている。
⇒うつ病はセロトニンだけでは説明できない。

では、お薬を飲むと何が起こるのか?どうしてうつ病が良くなるのか?
BDNF(脳由来神経栄養因子)が増える
BDNFは神経細胞を成長させる因子

うつ病の更なる研究のために、ブレインバンクの設立が必要!
また、基礎研究と臨床研究の連携も必要。

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 ここに「ブレインバンクの設立が必要」と出ておりますが、これは柳澤勝彦先生(国立長寿医療研究センター研究所 副所長)「認知症とうつ病~神経病理学の観点から」というご講演の中で仰っておりました。

認知症についてはかなりのことが、神経病理学的に分かってきていますが、うつ病の病理変化についてはよく分かっていないそうです。


<過去ログ>
気分障害の血液検査?
「うつ病克服へのロードマップ」に参加③
「うつ病克服へのロードマップ」に参加②
「うつ病克服へのロードマップ」に参加① 
緊急シンポジウム うつ病克服へのロードマップ

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