2011年12月19日月曜日

「うつ病克服へのロードマップ」に参加②

前回に引き続き、緊急シンポジウム「うつ病克服へのロードマップ」のノートを掲載します。


久保千春 先生(九州大学病院 病院長)
「身体疾患とうつ病」

うつ病には身体疾患を合併していることが多い。
「身体合併なし」は7.5%である。
合併身体疾患には、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病、高血圧などがある。

主疾患の重症度とうつ病の重症度は比例する。
心的ストレスと身体状態の両方が、うつ病合併の要因である。

(例:糖尿病)
病気を持っていることに関連するストレスに追加して、身体の状態(視床下部‐下垂体‐副腎系の亢進、カテコールアミンの亢進、セロトニンの障害など)も影響している。

うつ病を合併すると身体疾患も有意に悪化する。
うつ病を合併すると生存率が低下する。(脳卒中、がん)

cf)がんの患者では、適応障害が多い(うつ病は6%)

うつ病を合併することで起きる精神面への弊害
  • 自殺の増加
  • QOLの低下
  • 家族のストレスの増加など
うつ病合併の主疾患への影響
  • 主疾患に対する治療意欲の低下
  • 主疾患の悪化
  • 主疾患の蔓延化
  • 主疾患の再発の増加

<過去ログ>
「うつ病克服へのロードマップ」に参加① 
緊急シンポジウム うつ病克服へのロードマップ

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