2011年11月29日火曜日

花は心の鏡①

花を活けていると、重要な学びを得ることがあります。
ごく最近、そんな経験がありました。

コットンフラワーと赤紫のドラセナ、ピンクのガーベラ、という可愛らしい組み合わせでお花を活けていたときのこと。活け終わってみると、良く言えば、とてもよく「まとまった」作品が仕上がりました。ただ、正確に言うならば、「まとまり過ぎている」んです。

師匠の講評は
  • 全ての花材が均等に入っており、力配分が均等。
  • 空間もなく、綺麗に見せたいところがハッキリしていない。
  • 作品に動きが見られない。面白みに欠ける。
とのこと。
講評を聴きながら自分の作品を見て、「これは、まるで今の私だな。」と思わず苦笑い。

「綺麗に見せたいところ」は「自分が大切に思っていること」を、「空間」は「心のゆとり」を象徴しているように、感じております。そして、「作品の動き」は「心のエネルギーの動き」なのでしょう。

そんなことを思って、この「まとまり過ぎている」作品を見たとき、私は「あぁ、私は自分にとって大切なことをちゃんと把握できていないんだ。だから全てを徹底的にやろうとしてしまう。だから心にゆとりがなくなってしまうんだ。心のエネルギーが動く余裕が、これでは無いわよね。」と思いました。本当に花は心の鏡だと思います。

師匠がさらに講評を続けているのを聴いている時、私の耳には
  • あなたにとって本当に大切なことを大切にしなさい。
  • 全てをやろうとしてはダメです。大切なことに集中するのですよ。
  • 心にゆとりを持ち、心の風通しを良く保ちなさい。
というアドバイスが聞こえているように感じました。

そして、修正を加えたのが、この作品です。
修正を加えても、やはり私の心の佇まいが見え隠れしているように感じます。



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