2011年10月16日日曜日

医師-患者間の意識の相違

昨日、予定通り下垂体患者の会の総会・医療講演会・懇談会が行われ、無事終了しました。

医師の関心・患者の関心

女子医大の三木先生の医療講演会の中で面白いな、と思ったのは、医師が関心をもつホルモンと、患者が関心をもつホルモンの順位には差がある、ということ。

三木先生によると、医師の関心は
副腎>甲状腺>性腺>GH
であろう、とのこと。

それに対し、患者の関心は、
性腺>GH>甲状腺>副腎
と、三木先生は仮定。

しかし、今回の講演会前の調査で分かったことは、下垂会のメンバーの中で一番多かった質問は副腎に関するものだったようです。もっとも、この結果が純粋に「患者の関心」を反映しているか、というと疑問ですが。

因みに、私は、
GH>甲状腺≒性腺>副腎
となります。この順位は、その人の疾患によって変わってくるのでは?と私は思います。というのも、もしも私が先端巨大症でなかったら、GHへの関心はもっと薄かったと思うので。例えばクッシング病でしたら、副腎が1位だったのでは、と思っております。

性腺について

下垂体患者と性腺について、三木先生は、「術後、夫婦生活が無くなったりして離婚する、ということも少なくない」「医師が思っているよりも、患者の性は重要」といったことをおっしゃっておりました。これは、何も下垂体疾患に限られたことではないですよね。

私も、この辺の話題、他科のお薬で影響が出ることがあるので、他人事ではありません。実際、主治医にご相談させていただくことも多いです。その際、ドクターには、「セクシュアルなことについて問題があっても、言ってくれない患者さんが多い」「やはり、教えてくれたほうが助かる」と言われます。 なので、皆さんも、ご自分のQOLのために、このような問題があればお医者さんに相談してほしい、と思います。直接話すのが恥ずかしければ、メモを利用する、という手もありますし。

意識の相違は乗り越えられる

三木先生の示した、医師と患者の関心の違いを見ていて思ったのは、「ホルモン以外にも医師-患者間で、意識の相違がある物って結構あるわよね」ということ。

例えば、「普通の生活」という言葉の定義。実際、医師-患者間だけでなく、私たち一人ひとり、異なった定義を持っているわけですが、これが医師-患者間で大きな相違があると、患者の医師に対する不信感へ繋がってしまったりします。「先生は術後も『普通の生活』ができるって言っていたのに、全然じゃない。」などといった具合です。

しかし、これはコミュニケーションで乗り越えることのできるものだと私は考えております。自分の考える「普通の生活」を描写し、その「普通の生活」と現在の生活との格差を医師に示すことで、ある程度は乗り越えられるものなのではないでしょうか。

これに限らず、医師-患者間では様々な相違が障壁になりそうになる瞬間があります。そういう時、「あぁ、このお医者さん、私のことなんて分かってくれない」と安易に決め付けてしまわず、まずは医師とのコミュニケーションを大切にして欲しいと思います

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