2011年9月6日火曜日

「精神科主治医はどうやって見つけたの?」

タイトルのような質問をされること、結構多いです。そうすると、答えにちょっと困ってしまうんですよね。

私は内分泌内科の主治医と脳下の主治医は自ら選んだわけですが(脳下に関しては内分泌の先生の紹介もありました)、精神科に関しては選びませんでした。というか、今かかっているお医者さんの中で実は唯一「自分で選ばなかった医師」なんです。

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2008年1月に帰国した当時、精神科を探す気力がありませんでした。内分泌で検査入院中、リエゾンのN先生に2月1日にお世話になりました。精神科に関しては、これが(日本での)私の初診日です。広い待合室に私だけピンクのパジャマ姿で診察を待っているのがとても嫌でした。

いよいよ名前を呼ばれ、初診の診察室に入っていくと、N先生のほか、たくさんの(おそらく)研修医がいて面食らいました。先端巨大症で「見世物」化されていた時よりも威圧感を感じてしまい、正直、逃げ出したかったです。

2度目の診察は退院後の2月14日、バレンタインデーでした。診察室に入っていくとN先生とは違う先生が。日本の大学病院の「初診の医師が引き続き診るとは限らない」という事実を知らなかったので、これまたビックリ。この精神科医が今の主治医のO先生でした。

じっくりとこのお医者さんを観察すると、この間のN先生よりも大らかで明るい印象でした。「アメリカにいたんですね。こちらこそ色々と教えてほしいです。」という謙虚な姿勢に感激したのを覚えています。ただ、同時に「な~んか、この先生のペース、私に合わないなぁ。」と思ったのも事実です。というのも、結構のんびりした感じだったからです。当時の私はとても神経質でしたので、このO先生のペースにはイライラしてしまうことも多々ありました。

そういった要素もあったせいか、O先生にはなかなか心を開くことができませんでした。実はO先生には「もう来ません」宣言すらしたことがあるんです(酷い話ですよね…)。そんなことがあった後も快く診て下さった先生が…これまたO先生でした。本当に主治医泣かせの患者だ、とあの時ばかりは深く反省したものです。

その後も色々な「きっかけ」や「事件」を経て、私は少しずつ先生に心を開くようになりました。それにしても、正直、「自分で選ばなかった唯一の医師」 にここまで信頼を寄せるようになるなんて、2008年当時は考えも及びませんでした(とまた、先生に失礼なことを!)。そのことを、実はご本人にお話したことがあります。冗談っぽく、「選ばなかった医師が、大当たりでした。」 と。今、振り返ってみると、改めて不思議な巡り合わせだと思います。

2008年2月から1年近く、「この先生のペース、私には合わない」と思っておりましたが、今では「O先生ぐらいの大らかさを目指してみようかな?」と思ったりしております。まだまだ先生のレベルに到達するのに何年かかるか分からないですけど…。そして、あのO先生のペース、最近では「癒し」になっております。自分で「合わない」とか言っていたのに、まったく不思議なものですね(爆笑)。


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