2011年9月1日木曜日

気分障害の血液検査?

BDNF(Brain Derived Neurotropic Factor = 脳由来神経栄養因子)という物質は神経細胞の成長や修復に使われる大切なタンパク質だそうです。これは、知り合いの精神科医に教えてもらいました。このBDNFが減ると、ダメージを受けた神経細胞に修復のための栄養が行かないため、気分障害(双極性障害も含む)や不安障害などの症状が現れるようになる、と説明してくれました。

そんなこともあって、ここ1年半ぐらいBDNF関連で
「英語の文献?僕のBDNFが減っちゃうよ。」
「仕事のしすぎでBDNFが減りますよ。」
などとインサイド・ジョークを言っておりました。
そうしたら、こんな記事が昨日m3に!

 うつ病を血液で診断 客観指標を発見 広島大が世界初
神経細胞を成長させるタンパク質の一つ、脳由来神経栄養因子(BDNF)の遺伝子に起きる「メチル化」という化学反応の程度を調べる。
グループは北海道大や名古屋大、大分大などから、うつ病患者20人と、うつ病でない18人から血液の提供を受け、BDNFを作る遺伝子の三十数カ所のメチル化を解析した結果、患者特有のパターンが見つかった
とても画期的だと思います。

今まで「目に見えない病気」で問診しか診断方法がなかったため、患者さんの中には、なかなか周囲の理解を得られずツライ思いをしてきた人も多いのではないでしょうか?私も「『うつ』って結局、気合の問題なんじゃない?」なんて言われて傷ついたことがありました。「本当に体が動かないのに、どうして分かって貰えないの?」と悲しい思いになったことが何度もありました。

これからBDNFが診断ツールの1つとして使用されるようになって「検査結果が目に見える病気」に変わってきたら、国民の気分障害に対する見解が変わってくるかもしれませんね。


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