2011年12月29日木曜日

たこ焼きパーティー

ひたすらたこ焼きを焼いて食べる、という「たこ焼きパーティー」をやりました。
とても楽しかったです。

実はSaraは、たこ焼きを焼くのをお店や屋台以外で見るのは初めてだったので、テンションが上がりまくりです。
ます、溶き小麦粉(薄力粉)を流し、たこを入れていきます。

そして、蒟蒻、紅しょうが、ねぎを入れていきます。
火が通るのを待ちます。ワクワクo(^^o)(o^^)o

くるくるっと何度かやって完成!o('▽'o)~~
これは楽しい!!!

今回のたこ焼き、たこが大きくて幸せ感が高かったです。
あと、ベーコンやスモークチーズも入れたりして、ちょっと変わったたこ(?)焼きも楽しめましたよ。

ちなみに私は23個でギブアップでした。^^;
案外、個数食べられないものなんですね。
こんなにたこ焼きを沢山食べたのは、生まれて初めての経験でした。

ごちそうさまでした!о(´▽`)о〃

2011年12月27日火曜日

ホリデー・シーズンのストレスに負けないヒント

Pituitary Network Association(PNA)の12月のニューズレター、今回のLetter from the Director of Education (Linda M. Rio氏)が興味深かったので、リンクを貼らせていただきます。(英語)
http://www.pituitary.org/library/library_detail.aspx?page_id=2600

年末年始のホリデー・シーズン(日本ですと、特にお正月でしょうか?)はストレスの多い時期でもありますが、ホルモンの病気を持っている方は特にストレスには敏感でいる必要がある、とRioさんはおっしゃっております。

そこで、ホリデー・シーズンのストレスを軽減するために下記のようなご提案をなさっております。和訳してみましたので、ここに掲載させていただきます。少々、意訳も入りますが、ご参考までに。

1.友人や大切な人に、毎日、数分だけでも自分の時間を作るように、と言ってもらいましょう。こういった時間を特別に設けて、瞑想したり、日記をつけたり、ヨガをしたり、散歩をしたり…または静かに座って呼吸法を試してみるのも良いでしょう。もしも、自分の時間を作るように言ってくれる人が周りにいない場合は、携帯電話やコンピューターのアラームやリマインダー機能等を使用して、心を落ち着けることに集中できるようにしてみましょう。

2.長い間、連絡を取り合っていなかった人に手紙やグリーティング・カードを書いてみましょう。人と繋がっていることや再度繋がることは、喜びと心の平安を与えてくれます。

3.このホリデー・シーズンに本当に手に入れたいものは何であるのかを決め、それを達成するための計画を立ててみましょう。これは、例えば「全員が携帯電話をオフにして、皆で一緒に食事を共にする」というような簡単なもので良いのです。計画を立てることで、目標を現実的でシンプルなものにすることができるでしょう。

4.2012年1月2日に次に挙げる質問に回答するよう、携帯電話を設定するか、掲示板に掲示してみましょう:このホリデー・シーズン、いつもと異なったことは何か?(何か自分で良い方向に変化させたか?)うまくいった方法は何か?自分が誇りに思っていることは何か?こういった質問を尋ねられることが分かっていると(それを尋ねるのが自分であったとしても)、私たちは自分の立てた計画に従いやすくなるものです。

2011年12月25日日曜日

メリークリスマス!

クリスマス、おめでとうございます。

今年はとても悲しいことが多い年でしたが、それでも、クリスマスに御子イエス・キリストのご降誕をお祝いできましたことは、クリスチャンである私にとって、とても大きな喜びとなりました。

23日は両親と前祝。
翌日のクリスマス・イブには燭火礼拝のご奉仕。
そして、クリスマス当日の今日は、クリスマス礼拝に集ってきました。

本当に盛りだくさんの3日間でした。
「神様は私たちを愛し、そして私たちと共にいつもいつも居られるのだ」ということを再度認識したクリスマスでした。

森の民、自由の子どもらへ、
平和と喜びのプレゼント。
王なるみ子イエス 生まれた聖(きよ)い夜。
「この日イエスは生まれた。
イン エクセルシス グロリア」
(讃美歌21 254番4節)
(イン エクセルシス グロリア = いと高きところには栄光)

宗教の相違を超えて、神様の御(み)恵み、平安、希望が世界中の民(たみ)の上にありますように。 

2011年12月20日火曜日

TOEICの結果

TOEICを11月に受けたのですが、その結果…。

Listening:470   Reading:460
TOTAL:930

という結果でした。

「850点なかったら酷く落ち込みそう…。」とか言っておりましたが(参考)、その心配はなかったようです。とりあえず、狙っていた900点を超えたので、目標達成!とします。

これでひとまず、現時点の私の英語力を証明するものが手に入ったので、ホッとしました。


<過去ログ>
TOEIC、受けてみることに

「うつ病克服へのロードマップ」に参加⑤

これで、シンポジウムのノートは最後となります。

神庭重信(九州大学大学院医学研究院 教授)
「うつ病の専門医とは何か~うつ病センター構想」

現状:
  • 「うつ病は心の風邪」などと比喩されるが、実際には風邪ほど簡単には治ってくれない。
  • 若者のうつ病が増えているなど、うつ病はより複雑化してきている。
  • 様々な種類の「うつ病」がある。
    • 中には「うつ病」に見える双極性障害があり、これはまったく治療が異なる。こういった識別も難しい問題である。
  • うつ病には併存障害/病が多い。
うつ病自体はより複雑化してきており、患者数は急増しているが、専門医の数がそれに追いついていない。 
 ⇒専門医の育成、さらなる研究が必要!

がんセンターのようなモデルで、「うつ病センター」の設立が求められている。
  • 全国どこにいっても最高水準のうつ病の治療をうけることができる体制を築く。
  • 復職支援なども行っていく。
    • 現状は、患者・家族にとても負担の大きいシステムになってしまっている。
    • センター設立後は、より患者・家族にやさしいシステムにし、主治医、患者・家族、地域、職場が連携しやすいようにしていく。
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この「うつ病センター」の設立、とても興味深いと思いました。
「うつ病センター」と「ブレインバンク」の設立によって、うつ病治療が進むといいですね。

<過去ログ>
「うつ病克服へのロードマップ」に参加④
「うつ病克服へのロードマップ」に参加③
「うつ病克服へのロードマップ」に参加②
「うつ病克服へのロードマップ」に参加① 
緊急シンポジウム うつ病克服へのロードマップ

「うつ病克服へのロードマップ」に参加④

引き続き、シンポジウムのノートです。今回は少し飛んで、加藤忠史先生のご講演。

加藤忠史 先生(理化学研究所脳科学総合研究センターチームリーダー)
「うつ病を解明せよ!~脳科学の観点から」

日本が世界で初めて「うつ病問題」に直面
WHOは「2030年には世界中で問題になる」としている。

先進国の日本が最後まで手をつけなかった病気が精神疾患。
(なぜか?)→精神疾患は「こころ」や「社会」が原因とされる傾向があったため、個人や社会のせいにされてきたから。

うつ病の治療にはSSRIを使ってセロトニンを増やす治療が行われるが、この効果は2~3週間しないと現れない。しかし、実際にはセロトニン自体はすぐに増加することが知られている。
⇒うつ病はセロトニンだけでは説明できない。

では、お薬を飲むと何が起こるのか?どうしてうつ病が良くなるのか?
BDNF(脳由来神経栄養因子)が増える
BDNFは神経細胞を成長させる因子

うつ病の更なる研究のために、ブレインバンクの設立が必要!
また、基礎研究と臨床研究の連携も必要。

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 ここに「ブレインバンクの設立が必要」と出ておりますが、これは柳澤勝彦先生(国立長寿医療研究センター研究所 副所長)「認知症とうつ病~神経病理学の観点から」というご講演の中で仰っておりました。

認知症についてはかなりのことが、神経病理学的に分かってきていますが、うつ病の病理変化についてはよく分かっていないそうです。


<過去ログ>
気分障害の血液検査?
「うつ病克服へのロードマップ」に参加③
「うつ病克服へのロードマップ」に参加②
「うつ病克服へのロードマップ」に参加① 
緊急シンポジウム うつ病克服へのロードマップ

2011年12月19日月曜日

「うつ病克服へのロードマップ」に参加③

引き続き、「うつ病克服へのロードマップ」の私のノートです。
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尾崎紀夫(名古屋大学医学系研究所 教授)
「うつ病検診の波紋~職場でのうつ病の対応を巡って」

うつ病に伴う自殺・長期休暇などの重大な問題がある。
また、長く患っていると完解率が低くなる。

早期発見と早期治療のために「職場の健康診断に精神疾患も加えよう」という動きがある。

ただし…うつ病だけで良いのか?双極性障害は?
(双極性障害は長期にわたり、自殺率も高い)

自殺既遂の危険性(精神疾患別)
男性:双極性障害が1位
女性:統合失調症が1位、双極性障害が2位(1位と2位の間には大きな差が無かった)

こういったことを考慮に入れると、うつ病だけでなく、双極性障害等、他の疾患も加えるべきである、と言える。

「ストレスチェックリスト」の使用が提案されているが、これは、有所見者の病態・経過が不明である、という欠点がある。また、有所見者が気づいているストレスをどうするか、という対処法も問われている。


<過去ログ>
「うつ病克服へのロードマップ」に参加②
「うつ病克服へのロードマップ」に参加① 
緊急シンポジウム うつ病克服へのロードマップ

「うつ病克服へのロードマップ」に参加②

前回に引き続き、緊急シンポジウム「うつ病克服へのロードマップ」のノートを掲載します。


久保千春 先生(九州大学病院 病院長)
「身体疾患とうつ病」

うつ病には身体疾患を合併していることが多い。
「身体合併なし」は7.5%である。
合併身体疾患には、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病、高血圧などがある。

主疾患の重症度とうつ病の重症度は比例する。
心的ストレスと身体状態の両方が、うつ病合併の要因である。

(例:糖尿病)
病気を持っていることに関連するストレスに追加して、身体の状態(視床下部‐下垂体‐副腎系の亢進、カテコールアミンの亢進、セロトニンの障害など)も影響している。

うつ病を合併すると身体疾患も有意に悪化する。
うつ病を合併すると生存率が低下する。(脳卒中、がん)

cf)がんの患者では、適応障害が多い(うつ病は6%)

うつ病を合併することで起きる精神面への弊害
  • 自殺の増加
  • QOLの低下
  • 家族のストレスの増加など
うつ病合併の主疾患への影響
  • 主疾患に対する治療意欲の低下
  • 主疾患の悪化
  • 主疾患の蔓延化
  • 主疾患の再発の増加

<過去ログ>
「うつ病克服へのロードマップ」に参加① 
緊急シンポジウム うつ病克服へのロードマップ

2011年12月18日日曜日

「うつ病克服へのロードマップ」に参加①

本日、東京都新宿区で開催された「うつ病克服へのロードマップ」という緊急シンポジウムに参加してきました。このシンポジウムのトップバッターであり、またこのシンポジウムの内容をコンパクトにまとめて下さった樋口輝彦先生(国立精神・神経医療研究センター総長)の「国民病としてのうつ病~自殺・長期休暇」について、私のノートをご参考までに掲載させていただきます。他の演者の先生のご講演についても追って記事を書きたいと思います。

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うつ病の増加
  • うつ病は増加傾向にあり、10年前の受診件数に比べると、現在では約2倍。
    • (しかし、実際にうつ病自体が増えているのか、受診する患者が増えたのかは明らかではない。)
  • 元々は50代ぐらいに発症の多い病気だったが、最近では20代・30代の若年層に多い。
自殺対策・うつ病対策
  • 国内では、年間約3万人が自殺で亡くなっている。
    • このうちの9割は何らかの精神疾患を持っている。
    • さらに、この9割のうちの3割はうつ病であった。
  • 日本では4人に1人はうつ病であるにもかかわらず、受診する率は低い。
早期発見
  • プライマリケア医の役割
    • (うつ病の患者は、初めはプライマリケア医を受診することが多い。)
  • スクリーニング: 二質問法
    • これらの質問の回答がいずれも「はい」の場合、うつ病である確立が高い
  • 企業における早期発見と対応
    • 健康診断の検査項目に精神疾患も追加するべきではないだろうか
  • 病因・病態研究の加速
現代のうつ病
  • 若い世代(20代・30代)の新たなうつ病の病像が注目されている
  • 従来までの、「典型的な」うつ病とは性質が異なる。
サポートシステムの充実
  • うつ病で休職した場合、復職率は約80%だが、このうちの約30%は再休職してしまう
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ディスカッション・セッションでの樋口先生のコメント:
日本の精神医療は諸外国に比べ、遅れている。
今年に入って、ようやく精神疾患が「五大疾病」の1つとなったばかり。
(イギリスでは三大疾病のひとつとして、研究や治療に力を入れられている)
これを機に、研究や対策、治療へ国が力を入れることを期待している。

<過去ログ>
緊急シンポジウム うつ病克服へのロードマップ
四大疾病が「五大疾病」に!

2011年12月17日土曜日

緊急シンポジウム うつ病克服へのロードマップ

日本うつ病学会、日本生物学的精神医学会、日本心身医学会主催のシンポジウムがいよいよ明日にせまりましたので、再掲させていただきます。

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緊急シンポジウム うつ病克服へのロードマップ

日時:2011年12月18日(日) 13時~15時(開場12時半)
会場:新宿明治安田生命ホール
東京都新宿区西新宿1-9-1 明治安田生命ビルB1F(新宿駅西口正面)
  無料・参加自由

がん・循環器病と並ぶ三大疾患である精神疾患。中でも最大の問題がうつ病です。しかし、うつ病を巡るさまざまな情報が飛び交い、私たちは道標を失いかけているのではないでしょうか。私たちが如何にしてうつ病を克服できるか、それが今、問われています。 

主催:
日本うつ病学会
日本生物学的精神医学会
日本心身医学会

共催:
日本精神神経学会
日本精神神経科診療所協会
日本精神科病院協会
日本神経精神薬理学会
日本統合失調症学会
日本アルコール精神医学会
日本臨床精神神経薬理学会
日本総合病院精神医学会
日本認知療法学会

目標達成!

もうすぐで2011年も終わろうとしております。
お陰様で、私は今年の目標を達成できました!

「フルタイム復帰する」
「摂食障害を克服する」

この2つの目標を立てていたのですが、無事、両方とも達成できました

フルタイム復帰は、去年の今頃は本当にできるとは思っていませんでした。無謀な目標設定かと思っていたのですが、それぐらいにはフルタイム復帰していないと困るので、これを目標としました。
主治医や上司をはじめ、皆様のサポートがあったお陰です。
本当にありがとうございました。

摂食障害の克服も若干ハードルが高かったのですが、こちらも無事達成!
初めは、何度も嘔吐したかったことがありましたが、今年に入ってからは一度も吐いておりません。最近ではそんなことすら考えなくなりました。

ジェイゾロフトの断薬の際、若干危なかったのですが、なんとか持ち越し、今では「極限まで痩せたい」とか考えることはなくなりました。同様に自傷行為も全くしなくなりました。

この2つの目標は私1人の力では到底達成することはできなかったかと思います。
まず1番に、私をいつもエンパワメントして下さった主治医にお礼を言いたいです。先生、本当にありがとうございました。
そして、私を支えてくれた友人と両親にも感謝したいと思います。みんな、本当にありがとう!

2011年12月13日火曜日

お薬は自分らしく生きるための道具

精神科領域の症状に関して患者さんが、よくこんなことを言っている場面に遭遇します。

「最終的にはお薬が要らなくなればいいんだけど。」

私自身、こう思ったことが無い、といえば嘘になります。しかし同時に、こういった思いがあまりにも強いのも困った状態だと思ってしまいます。

「またお薬を増やされた。なんで減らしてくれないの?」
「お薬、怖いから(服用を)やめようとしたんだけど、やめられないんだよね。」

お薬が減るのは結果であって、目的ではありません。
お薬を減らすために何かをするのではありません。
症状が落ち着いたから、その結果としてお薬が減るんです。
良くなってもいないのに、お薬だけ減らそうとしたり、やめようとしたりするのは本末転倒だと思います。

そしてお薬に関して私が1番、声を大にして言いたいのは、お薬は自分らしく生きるためのものである、ということです。

私の例でいうと、本来やりたかった華道、読書、旅行、仕事、勉強、などといったことが抑うつ状態で全くできなくなってしまった時期がありました。身体は常に疲れており、心は闇状態で、死ぬことしか考えられない、という状態―完璧に「自分らしさ」なんて失っておりました。しかし、合うお薬に会ってからは、こういったことを少しずつ取り戻していきました。正確にいうと、単純に過去のものを「取り戻した」わけではなく、再び「培っていった」と言うべきでしょう。そうやって、徐々に自分らしく生きられるようになってきました。

今でも私はお薬を飲んでいます。でも、私はそれで良い、と思っているんです。
自分らしく生きられるのが1番ですし、自分らしさを捨ててまでお薬をやめたい、なんて思わないので。普通に仕事が出来て、趣味も楽しんで、生き生きとしていられるのなら、それが1番だ、と思っています。ですから、これからも必要であれば、お薬と上手にお付き合いしていきたい、と思っております。

<過去ログ>
間違えた「最終目標」~回復の落とし穴

2011年12月11日日曜日

意思決定は患者と医師の共同作業

以前、精神科の主治医に「先生は天才医師ですよね~♪」と言ったことがあります。これは私の本心でした。「あんなに大変だったのに、こんなに回復するなんて、よっぽど主治医が凄いのよね~」なんて思っていたのです。

そしたら、先生がこんなことをおっしゃいました。
「僕が天才なのではなく、SDM、Shared Decision Making がうまく機能したからです。つまり、『信頼できる医師』ということでしょうか。まぁ、そのほうが『天才医師』なんて呼ばれるより、ずっと嬉しいですね。」

「SDM かぁ…。確かにO先生とはSDMがスムーズよね。」と思いました。

SDM (Shared Decision Making)とは、患者と医師の共同作業として治療の意思決定を行っていくことです。つまり、SDMでは、医師が一方的に治療を決定するのではなく、患者も一緒になって決定をしていくんですね。

医師が治療方法や治療薬を選び、その効果と副作用をよく説明する―これも良い医師のあり方だとは思うんです。実際に、治療に関してきちんとインフォームド・コンセントをしているわけですから。ただ、これだけだと、患者側としては「やらされている感」が拭い切れないんですよね。このケースだと、あくまでも治療の決定権は医師のみ、といった感じです。

しかし、これがSDMですと意思決定権が患者にもあります。患者も「私もその治療が最善だと思う」という考えを持って、積極的に治療に参加するのがSDMである、と私は考えております。

例えば、私は先生には「どういうお薬が良くて、どいういうお薬を避けたいのか。」「私はどうありたいのか。治療することでどのように変わりたいのか、また治療することで変わって欲しくないことは何なのか」といったことを知ってもらえるよう、自分なりに努力してきました。こうすることで、私のニーズに合ったお薬を選択して下さることが多くなりました。

ただ、急性期の処方で、どうしても患者さんの要望に添えない場合もあります。私の場合、そういったお薬にリスパダールがありました。
「眠くなるお薬は、何も出来なくなるし、何も考えられなくなるから避けたい」
という私の要望から、このお薬は程遠いものでした。
それでも、O先生がこれを選んだ理由も私は知っております。
Dr:「自殺念慮が酷い時は、色々と余計なことは考えないほうが良いんですよ。また、焦燥感が酷い時は、鎮静することも必要だと思いませんか?」
私:「う~ん、確かにそうかもしれないですね。思考が健全に働いている時の考え事は良くても、死ぬことしか考えられない状態で考え事をしても良いことは無いかもしれないですね。ただ、あまり眠いと何もできなくなってしまいますよ。」
Dr:「あなたの場合、身体を休めることも必要ですよね。実際に眠れていないわけですから。それとも、今、どうしてもしなくてはいけないことがあるんですか?」
先生は意見の押し付けではなく、あくまでも「話し合いをしましょう」といったスタンスでいて下さったので、私も冷静に話し合いに参加することができました。最終的には私もリスパダールの処方に納得し、「それなら、リスパダール、飲んでみます」と、自分で服用を決定しました

このように、患者の要望と、実際のその人のニーズが両立しえない時は、患者が納得できるよう丁寧に説明をしてくれる、患者も医師の説明をよく聴き、そして共に話し合う。その上で最終的に患者が決定する、という特徴もSDMにはあるように思います。


ただ、SDM って簡単ではないんですよね。第一に、医師と患者の間に信頼関係がないと、全くもって機能しません。第二に、お互いに意見を尊重し合う「傾聴」の姿勢が取れていないと、なかなかうまくいかない、という側面もあります。患者の要望の一方的な押し付けばかりで医師の話を聴かないのももいけないですし、同じように、医師の提案の一方的な押し付けも良くないですよね。やはり、互いの意見を「理解しよう」と思って聴くことが求められてきます。そして第三に、患者も病気や治療について勉強する必要が出てきます。知識なくして治療の決定なんて出来ないわけですから。

このように書くと、SDM がとても大変なことのように感じられるかもしれません。確かに簡単ではありません。しかし、その成果はとても大きなものだと私は考えております。何よりも、患者の意思も治療の決定に反映されているので、患者の満足度も高いものとなります。また、「自分で選んだ治療」「自分の健康は自分で守る」という意識があるので、治療へのモチベーションも上がります。また、お薬が出ている場合、きちんと服薬できる率も高くなるように思います。ですから、SDM がしっかりと機能すると、治療成果は格段と上がる、と私は考えております。

SDM というアプローチ、もっと広がると良いですよね。


<過去ログ>
奇跡だ!(精神科領域)

2011年12月7日水曜日

視点を変えてみる

今週の現代華の作品です。


最初は花器を斜めに置いて作品を作ろうとしておりました。主材のレッドウィローを大きく右側に傾斜させて大胆な感じに。しかし、いざ活け終わってみると、なんだかしっくり来ない…。う~ん、う~ん、としばらく唸った後、花器ごと時計回りに向きを変えてみました。すると、今度は主材が良い感じにまとまりました。あとは、副材のお花たちを調整して、上の写真のような作品に。

正面とする場所を変えるだけで、ガラリと印象も変わり、綺麗な作品が現れるのは不思議なものです。でも、これは何もお花の世界だけではないですよね。

たまに視点を変えてみることの重要性を改めて考えさせてくれた作品でした。

2011年12月4日日曜日

四つ葉のクローバー

9月か10月に仕事でお世話になっている方から四つ葉のクローバーの種をいただきました。四つ葉のクローバーも最初は三つ葉で、あとから4枚目が出てくる、と説明書きに書いてあり、「へぇ、そうなんだ~!」なんて思いました。四つ葉にはならないかもしれない、と書いてあるのを読んで、なんだかより一層「私なら四つ葉が出るんじゃないかしら?」と根拠の無い自信が出てしまい、ある水曜日に種まきをしました。

種まきしてから数日で発芽しました。最初は二葉、そして三つ葉になり、しばらくそのままでした。

「本当に四つ葉のクローバー、出るのかな?」と少し弱気になりかけていたところ、昨日、とうとう出ました!





四つ葉のクローバー、見つかりましたか?

2011年12月3日土曜日

特定疾患の「入れ替え」案、消える

以前、特定疾患の「入れ替え」案について投稿させていただきましたが(参考)、進展があったようなので、ご報告させていただきます。

下垂会の代表理事、はむろおとやさんのブログによると、第18回難病対策委員会において、この「入れ替え」案は消えたとのことです(参考)。

「入れ替え」の代わりに今回使われた言葉は「見直し」。難病対策そのものを抜本的に見直しをする、ということのようです。これは大いに歓迎すべきことだと思っております。というのも、私は今の難病対策は本当に課題が山積みだと思っているからです。

日本での難病対策、というか特定疾患事業は、難病者の立場からしたら、一部の難病者しか医療費助成を受けられていない、という現状があります。福祉的支援(例えば就労面)に関しては全くもって課題が山積みの状態ですよね。そして難病でも特定疾患でなければ医療費助成すら受けられない、とは本当に酷い話だと思います。高額療養費制度がある、と言われても、毎月払い続けていくには負担があまりにも重過ぎる金額の場合、治療の継続が困難になりますよね。さらには、疾病間の格差(特定疾患か否か、など)が患者同士の妬み合いすら引き起こしかねない状況にあります。だからと言って、助成対象の疾患を入れ替えなんて絶対に無理です。そんなことをしたら、誰も満足に治療が受けられない、ということになってしまうのではないでしょうか。

こんな感じなので、国の難病対策については抜本的な見直しが必要、と考えてきました。 せっかく上がった「見直し」案、前向きな議論展開を期待しております。


<参考リンク>
「入れ替え」案消える

<過去ログ>
特定疾患の「入れ替え」?

2011年11月29日火曜日

花は心の鏡②

花は本当に心の鏡だと思います。
かなり露骨に出ることもあって、若干戸惑うことも。

たとえば、下の2つの作品を見比べて見て下さい。
(光の具合で、2枚目が若干見づらいかもしれません。すみません!)



上は儚(はかな)げな感じで、下は堂々とした感じかと思います。こんなに印象が違くても、花材も花器も同じなんですよね。形も、両方とも立体型です。なのに、活ける時の気持ちでこんなにも異なる作品が出来上がります。

ちなみに…、作品として、より成功しているのは下の作品です。

<過去ログ>
花は心の鏡①

花は心の鏡①

花を活けていると、重要な学びを得ることがあります。
ごく最近、そんな経験がありました。

コットンフラワーと赤紫のドラセナ、ピンクのガーベラ、という可愛らしい組み合わせでお花を活けていたときのこと。活け終わってみると、良く言えば、とてもよく「まとまった」作品が仕上がりました。ただ、正確に言うならば、「まとまり過ぎている」んです。

師匠の講評は
  • 全ての花材が均等に入っており、力配分が均等。
  • 空間もなく、綺麗に見せたいところがハッキリしていない。
  • 作品に動きが見られない。面白みに欠ける。
とのこと。
講評を聴きながら自分の作品を見て、「これは、まるで今の私だな。」と思わず苦笑い。

「綺麗に見せたいところ」は「自分が大切に思っていること」を、「空間」は「心のゆとり」を象徴しているように、感じております。そして、「作品の動き」は「心のエネルギーの動き」なのでしょう。

そんなことを思って、この「まとまり過ぎている」作品を見たとき、私は「あぁ、私は自分にとって大切なことをちゃんと把握できていないんだ。だから全てを徹底的にやろうとしてしまう。だから心にゆとりがなくなってしまうんだ。心のエネルギーが動く余裕が、これでは無いわよね。」と思いました。本当に花は心の鏡だと思います。

師匠がさらに講評を続けているのを聴いている時、私の耳には
  • あなたにとって本当に大切なことを大切にしなさい。
  • 全てをやろうとしてはダメです。大切なことに集中するのですよ。
  • 心にゆとりを持ち、心の風通しを良く保ちなさい。
というアドバイスが聞こえているように感じました。

そして、修正を加えたのが、この作品です。
修正を加えても、やはり私の心の佇まいが見え隠れしているように感じます。



2011年11月27日日曜日

「メサイア」による音楽礼拝

昨日、TOEICを受験した後、銀座教会の夕礼拝に集いました。
今週からAdvent(待降節)の始まり。さっそく1本目の蝋燭に火が灯されておりました。
昨日の夕礼拝は通常のものとはことなり、「メサイア」による音楽礼拝でした。

私にとってメサイアは思い出いっぱいの作品です。
ミシガンで聖歌隊にいた時、11番のFor Unto Us a Child Is Bornに苦労したり、最後のAmenのカウントを失いそうになったり、と合唱の初心者である私がとっても苦労した楽曲なので、よく覚えています。そんな経緯もあり、未だに、合唱に関しては楽譜を見なくても歌えるものが多いです。

それだけではありません。下垂体の手術を終え、退院した週末に歌った楽曲の中にもメサイアがありました。2007年4月8日(日)はイースター(復活祭)でした。メサイアからは、少なくとも、Glory To God、Since By Man Came Death、Amen、Hallelujah が選曲されていたように記憶しております。もっとあったとは思うんですけど、よく覚えておりません。というのも、前年のクリスマスもメサイアを歌ったので、記憶がゴッチャになっているからです。

実は、この数日前までは髄液漏で苦しんでいたので、あの日、聖歌隊に混じってメサイアを歌えたことがとても嬉しく、いつもよりも一層心をこめて歌ったのを覚えております。

そして、日本に帰国してお世話になっていた教会での聖歌隊の思い出もメサイアに重なります。下垂体腫瘍・先端巨大症と診断されてから、どん底に落ち、その後、どうにか生き延びられる程度に浮上するまでの思い出が私の中ではメサイアに凝縮されているのです。

そんな思い出に浸りながら昨日、銀座教会のメサイアを聞いていたら、涙がこぼれてしまいました。「色々あったな…。神様、私の痛みや苦悩を担って下さって、本当にありがとう。」
涙を止めようと思えば思うほど、止まらなくなってしまい、困ってしまいましたが、感謝の涙だったので、無駄な抵抗はやめ、流れるままにしておきました^^;

 ちなみに、昨日の音楽礼拝で私の涙を誘ったのはThe Trumpet Shall Soundというアリア(バス)でした。


The trumpet shall sound, and the dead shall be raised incorruptible, and we shall be changed.
ラッパが鳴ると、死者は復活して朽ちない者とされ、わたしたちは変えられます。

(コリントの信徒への手紙15:52)
この言葉に、とてつもなく大きな救いを感じました。
別に今の生活で、特別不幸というわけでもないのですが、私にとって、今生きているということは、やはり苦しいのです。それでも、終わりの時に主によって私たちは変えられる、ということを知ると、その「終わり」に向かって生きていくことに救いを感じます。その救いを胸に、心に希望の光を灯しつつ、日々を歩んでいければ、と願っております。

2011年11月23日水曜日

ヤーズはPMDDには効いているのですが…

ヤーズ、もうすぐで飲み始めてから1年になりますが、本当にPMDDを大幅に改善してくれたように思います。生理前に感情的になって自傷行為をしてしまったり、過食嘔吐をしてしまう、自殺念慮が酷くなって自殺企図してしまう、ということが皆無になりました。とにかく、あのヒステリックな状態は本当に死ぬほど辛かったので、そこはとても助かっております。

これで本当は満足するべきなのでしょうが、1つ改善されても、やはり次を求めてしまうんですよね。何が不満なのかと言いますと、月経困難症はもっと良くなると思っていたのに、そこまででもなかった、ということ。出血量は減ったのですが、月経痛は相変わらず酷いのです。

ヤーズは1シート28日分で、そのうち、偽薬は4日。私は偽薬の3錠目が月経第1日目となるのですが、この日の辛さといったら…。丸1日布団で過ごすことがほとんどです。体が動きません。頭も痛く、起き上がれません。2日目、3日目も倦怠感が残りますが、この2日間は大丈夫なのです。

私の場合、ヤーズ服用中は、たまに4日間になることがあるものの、大概は3日間で月経は終わります。以前は1週間ぐらいずっと痛かったし、吐くほどだったので、やはり助かってはいるのです。でも、やはり期待が大きかっただけに、第1日目の生理痛は本当に残念というか、何というか…。

暫くはPMDDの改善だけでかなり満足だったのですが、もっと「普通の生活」をしたい、という思いが強くなってきました。あと、第一日目の前日のPMDDのような症状、というよりも、翌日やって来る「恐怖の日」を前に怒り炸裂してイライラ、イライラしているのもなんだか悲しいですし。

次回の診察時にドクターに相談してみます。

2011年11月20日日曜日

見えない障害バッジ/わたしのフクシ。

ツイッターで、少し前に「見えない障害バッジ」というものの存在を知りました。
ウェブサイトには、このバッジが作られた背景について、このように記載されています。
難病、内部疾患、発達障害など、社会で認知されず、福祉政策でも「制度の谷間」に落ち込み、サポートが受けにくい「目に見えない」障がい、困難、痛みをもつ人が数多くいます。

私たち、難病者もそうですよね。「目に見えない」病気の故に、困ったことが色々あります。また、「制度の谷間」にいることによる問題もあります。

例えば、難病者でも国の定める「障害者」ではない場合、就労面に影響が出てきます。発達障害も同様です。そして、難病なのに、「特定疾患」ではない場合、何の助成も受けることができません。さらには、「目に見えない」病気や障害ですと、周りからの理解や援助も得にくい、といったこともあります。

私が困っていることで、今、パッと思いつくのは、
  • 難病があっても、就労支援の制度が無いこと。
    • 今は仕事できているが、病気が原因で解雇されないか心配。
    • 体力がないため、健常者と同じような労働形態は難しいことがある。
    • 専門医がどこにでもいるわけではないので、転勤は難しい。
  • 投薬後、移動中に体調が悪くなっても、誰も助けてくれないことがほとんど。
  • 通院のために有休を使わざるを得ず、他に休みを取れない。
  • 特定疾患から外された場合、医療費が万単位と高額のため、治療を継続できない可能性がある。
といったところでしょうか。

こういう人たちがいるんだよ、ということを広げるために、「見えない障害バッジ」は作られました。
リボンの透明バージョンで、「大切なものは目に見えない」と書いてあります。

啓発用と当事者用があります。
この機会に、「見えない障害バッジ」のウェブサイト、覗いてみてくださいね。

2011年11月16日水曜日

奇跡だ!(精神科領域)

たまに「奇跡は本当に起きるんだな」と思うことがあります。

今振り返ると、精神科領域での私の回復は奇跡に近いものだな、と思っております。
実際に主治医まで一緒になって
「あんなに大変だったのに、こんなに良くなるんだもの、凄いことだよね~♪」
と、大変嬉しそうにおっしゃっておりました。

その時、私は口先で
「そうですね~」
と言いながらも、心の中では
「あの~・・・これがあなた(=先生)の治療成果なんですけど。」
と思っておりました(笑)。

確かに、自殺企図までやって、閉鎖病棟に入院して、「もう、絶対に治るわけがない」と思って絶望して、…という状態でしたが、気付いたら、責任のある仕事を任されるまでに回復しました。

一番最初にビックリしたのは、ジェイゾロフト開始時に摂食障害がピタっと治まったこと。そして2回目のビックリ仰天は、ジェイゾロフトを中止し、エビリファイの極少量を追加してしばらくしした時。長年悩まされてきた希死念慮がピタっと消えました

精神科の病でも、本当に治ることってあるんだ!!!

と感激した瞬間でした。

最近では「今日中に、お願いします」という仕事を依頼されることもあります。プレッシャーを感じつつ、残業しつつ、それでも、こなしております。そんな感じですが、摂食障害の症状や希死念慮がぶり返すことは全くないです。

奇跡だ!と思いました。

ただ、再発は絶対に嫌なので、無理を感じたら休む、ということを心がけておりますけどね。 

2011年11月14日月曜日

世界糖尿病デー:今年もタワー、見に行きました

11月14日は世界糖尿病デーです。この日は東京タワーがブルーのダイアモンドベールになります。
2009年にブルーにライトアップされた東京タワーを見に行っていますが(参考)、去年は見そびれてしまいました。

でも、今年は行って来ましたよ~!


糖尿病のこと、もっと多くの人に知ってもらえるといいな。

<過去ログ>
世界糖尿病デー

2011年11月13日日曜日

ES細胞から下垂体形成

先週、「ES細胞から機能的な下垂体の3次元器官形成に世界で初めて成功」というニュースが飛び込んできました。会社で、m3からのメールでこのニュースを知ったとき、正直、信じられない気持ちでした。「もう、そんなことができる時代になったのか…。」と呆然としてしまったのを覚えています。

 下垂体機能低下症の患者さんにとって、これは本当に希望を与えるニュースだったのではないでしょうか。

ポイントは下記の3つとのこと。
  • マウスES細胞から試験管内で胎児の下垂体の発生を再現
  • 下垂体の立体培養で、下垂体ホルモン産生細胞の試験管内分化に成功
  • 下垂体移植による下垂体機能不全モデルマウスの再生治療に成功
詳細は理化学研究所のプレスリリースをご参照下さい。
リンク先のページをスクロールダウンしていくと、分かりやすく図解されております。
下垂体の発生機序は不明な点が多く、ES細胞などを用いた下垂体形成の試験管内での再現も全く手つかずの状態でし た。今回の研究成果から、ES細胞由来の口腔外胚葉と視床下部組織を隣接して形成さえすれば、自己組織化によりその相互作用でラトケ嚢(下垂体原基)が自 発的に口腔外胚葉から形作られることが実証できました。これは、下垂体の発生機序研究や先天性異常の研究に大きく役立つ学術基盤といえます。
また、ラトケ嚢を形作る下垂体前駆細胞は、その後の培養条件によって多様な下垂体ホルモン産生細胞を生み出し、「人 工下垂体」を形成できることが分かりました。特に、ACTHの分泌については、生体と同様の機能性を持つことも証明し、再生医療などへの応用の技術基盤を 確立しました。

へぇ、なかなか興味深いですね。

論文のほうはこちら↓
Suga, H., Kadoshima, T., Minaguchi, M., Ohgushi, M., Soen, M.,Nakano, T., Takata, N., Wataya, T., Muguruma, K., Miyoshi, H., Yonemura, S., Oiso, Y. & Sasai, Y. (2011) ‘Self-formation of functional adenohypophysis in three-dimensional culture. ’Nature ; doi, 10.1038/nature10637 

あと、下垂会のはむろさんも、このニュースについての記事をブログにアップされているので、ご参考に読んでみては?

<はむろさんのブログ>
マウスES細胞から機能的下垂体を立体形成
再生医療へ研究の進展ぜひ
自己組織化
SFEBq法
生への希望、朗報

2011年11月10日木曜日

私の診療ノート(精神科編)

前回は身体科の診療ノートについてお話しました。
実は私は、身体科と精神科の診療ノートを分けています。とは言っても、A5用のノートカバーを使って、1冊になっておりますが。

2010年に入院したあたりからノートをこのように分け始めました。精神科領域の症状がとても重かったので、通院頻度が高く、あっという間に1冊が終わってしまっておりました。これですと、身体科の記録を追うのが難しかったのです。

さて、精神科のノートですが、これは身体科のものとは形式も異なります。

精神科の診療ノートには、気になっていることを順番を気にせず、日頃から気付いた時に書き込んでいきます。 この時、日付をきちんといれるようにします。

そして、診察前日に、まとめます。
報告事項を、下記の5つに分けます。
  • お薬
  • 改善点
  • 困っていること
  • 質問
  • その他報告
お薬
 
まず初めに
  • 現在のお薬(種類、用量、飲み方)
    • 例)ストラテラ(25mg)AM
  •  残っているお薬(種類、数量)
    • 例)エビリファイ(3mg)4錠 
の2つを記入。もしも前回処方時と現在服用の用量や飲む時間帯が異なっている時には、変更のあったお薬が目立つように印をつけます。

次に、お薬を飲んでいて気付いたこと・気になったことを書いていきます。私は、副作用、効果、服用に問題が無いか、服用に抵抗が無いか、自分がそのお薬を続けたいと思っているか、などを書いていますが、このプロセスが一番楽しいです。「~を飲むと眠い」「~を飲んだら気分が安定した」「お薬はなるべく朝1回で済ませたい」など色々と書きます。

改善点

精神科の治療では、悪いことに目が行きがちのような気がします。なので、あえてこの項目を作ることで、良い面に目を向けよう、という作戦です。あとは、実際に改善点があるのに、気付かないこともあるわけですが、この項目を作ることによって、そういった所にも目が行くようになります。

まぁ、何もない時は「特になし」で良いと思いますけどね。しかし、実際に心が元気になってくると、この欄が大きくなってきます。それを自分で読むのも楽しいですし、こういったことを主治医に報告すると主治医も喜んでくれます。自分のモチベーションだけでなく、先生のモチベーションもあげられるのでは?なんて今では考えております。もちろん、当初はそこまで考えておりませんでしたが。

困っていること

症状や、生活上困っていることを書いていきます。「欠勤が多い」「眠れない」「焦燥感が辛い」「希死念慮で苦しい」といった感じです。お困り度数をつけていくと、診察する先生も助かるかも。

質問

先生にお聞きしたいことをここに書きます。

その他報告

上記のいずれにも該当しない事項をここに記入します。


とまぁ、こんな感じで準備していきます。
そして、診察中・診察後の流れは身体科の診療ノートと同じ(参考)。

最近は良い報告が多くて、「改善点」の欄に時間がかかり、嬉しい悲鳴だったりします。
絶不調の時は「困っていること」があまりにも多くて、そこに時間がかかっていたのですが。

精神科の診療ノートは、確かに治療の記録なのですが、同時に「成長の記録」的な側面もあって、後で読み返すのもなかなか面白いですよ。

<過去ログ>
私の診療ノート(身体科編)

2011年11月8日火曜日

私の診療ノート(身体科編)

私は医療機関に行く時には必ず「診療ノート」を持っていきます。
お気に入りはA5サイズのもの。
検査結果も縮小コピーして貼り付けております。

このノートについて、具体的にどのように活用しているかについて、書いていきたいと思います。

診察前の下準備
  • 診察日の日付、診療科、時間、医師名
  • 検査結果記入欄の作成
  • 報告事項
    • 気になる症状
    • 症状の改善
    • お薬の効果・副作用
    • 他診療科での状況の簡単な報告
  • 質問事項
  • 次回予約希望日
といったことを記入していきます。
報告事項が多い時は、あらかじめ重要な順に番号をふっていきます

診察中

診察中は色ペンを使って、先生のおっしゃったことをノートに記入していきます。
主に
  • 質問に対する答え
  • 検査結果や、それについてのコメント
  • 報告事項への先生のコメント
  • お薬の変更があれば、それも記入
  • 次回診療の予約日
 といった感じです。

また、報告事項はあらかじめふっておいた番号順にご報告するように心がけます。これは、短い診察時間を有効に使うための工夫です。
そして、報告したものに関してはチェックマークをつけていきます。

診察後の整理

診察中、書ききれなかったことを記入します。
この時、私は
  • 心に残った、先生の言葉
  • 面白かった、先生のジョーク
なども書きます。これは、私の治療へのモチベーションを維持するための工夫です。
そして、自分が思ったこと、感じたことは別の色ペンを使って記入したりしております。
また、医師とのやりとりも書きたい範囲で書いております。

私は特にドクターとの会話のやりとりを書きとめておくのが好きです。後で読むと楽しい、というのが主な理由ですが、真面目な理由は、その時は気付かなかった大切なことを先生がおっしゃっていることもあるから、でしょうか。

あと、自分の気持ちなどを記入する理由ですが、その診察がどんなものだったかを表わすものとなるからです。イライラしていたのか、安心したのか、心配だったのか、といったことを書くことで、私は気持ちの整理をしております。

とまぁ、私の診療ノートはこんな感じの「日記形式」のものなのでした。 自分で読むのは楽しいですが、人様にはあまり見せられない代物かも。


2011年11月6日日曜日

先端巨大症の診断が下るまでにやった検査

先端巨大症と分かるまでに行った検査をズラ~っと挙げてみたいと思います。
  • 血液検査(プロラクチン)
  • 眼底検査
  • 眼圧検査
  • 視力検査
  • 視野検査
  • 視覚誘発電位(VEP)
  • 脳のMRI
  • 血液検査(下垂体ホルモン)
これくらいなものでしょうか。

つくづく「惜しいな」と思うのが、主治医(一般内科)がプロラクチンの検査をオーダーしたあたり。プロラクチノーマを疑っていたそうですが、これが若干ピンポイント過ぎたんですよね。もうちょっと大まかに「下垂体腫瘍」とやっていたら、眼科でゴチャゴチャする前に先端巨大症が見つかったかもしれません。とは言っておりますが、「下垂体の腫瘍」という点では正解だったんですよね。先端巨大症を診断するのは、一般内科の先生にとっては難しいことなので、プロラクチノーマを疑っただけでも、私は「凄い!」と思います。

さて、私が診断を求めて病院に行き始めてから、実際に診断されるまで要した期間は2ヶ月でした。これってやっぱり早いほうなのかしら?2ヶ月でも、私はフラストレーションでいっぱいいっぱいでしたけどね。

2011年11月3日木曜日

ヤーズで血栓リスク増?


【11月2日 AFP】米食品医薬品局(Food and Drug AdministrationFDA)は10月27日、女性用の避妊用品のうち経口避妊薬や避妊リング、避妊パッチなどの一部製品で、低用量ピルより血栓リスクが著しく増加すると警告した。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2838665/8020492

この「経口避妊薬」の中には、ドロスピレノン含有経口避妊薬である「ヤーズ(YAZ)」も含まれております。まぁ、私の場合、先生からリスクについてもご説明いただき、納得したうえでの服用なので、このニュースが出ても、「ふ~ん」ぐらいの反応です。

ただ、血栓のリスクが心配な方で、かつ該当のものを使用されている方は、再度、リスクとベネフィットを秤にかけ、主治医と相談することも必要になってくるのかな、などと思いました。

PMDDと月経困難症の治療に服用しているヤーズ、私は今のところは服用を続けていく予定でおります。ただ、最近、また経血量が増えてきているので、次回の診察では再度見直しをするかもしれませんが。


<過去ログ>
ヤーズを服用して

今度は「親知らず」の抜歯

摂食障害の後遺症で酸蝕歯(さんしょくし)になったわけですが(参考)、こちらの治療も順調にいっております。

初めの1ヶ月は毎週、MSコートを行っていたのですが、その後の3ヶ月は毎月のコーティング、今は3ヶ月ごとのフォローアップだけとなりました。

最近はだいぶ痛みがなくなり、歯磨きもオッカナビックリやる必要がなくなりましたよ。

さて、それに喜んでいたのも束の間、今度は左あごが痛くなってしまいました。早速、先生に報告すると、「あぁ、この歯が邪魔なんですよ。」と言われました。私は口を開いているだけなので見えないので「???」だったのですが、「これは、右上の一番奥の歯を抜けば治ります。この歯はどちらにせよ要らない歯なので、抜いてしまったほうが良いです。それもなるべく早いほうがいいです。顎関節を守るほうが大切ですから。」

つまり、右上の親知らずが問題だったようです。私の場合、顎には親知らずが4本、しっかり生えてくるスペースは十分にあったのですが、下2本がインパクト(斜めに生えてくる)になり、酷く化膿してしまったので抜歯したのでした。

なので、上2本は、ある種「無用の長物」と化してしまいました。初めは問題が無かったのですが、最近はどうも悪さをしているようです。

早速、来週に抜歯することになりました。
「上は楽ですよ。」と先生が仰っていたのでホッとしました。
実は右も痛いことがあるのを伝えるのを忘れてしまいましたが、最終的に右上も抜くことになるかもしれません。

顎の痛みで頭まで痛いので、今回、抜歯が待ちきれません。
楽しみではないのですが、早く済ませてしまいたいです。

<過去ログ>
摂食障害の思わぬ後遺症

2011年11月1日火曜日

大切に覚えている言葉

「あなたは生まれてきたんだから、生きていて良いんだよ。」

今では私もすっかり良くなったわけですが、事あるごとに思い出すのが、主治医(精神科医)のこの言葉。

本当は「生きないとダメ」が正しいのだと思いますが、「生きていて良い」という言葉はあの時の私には実に的確で、スーッと心に入ってきました。

「生きないとダメ」だと義務感があり、心が一杯一杯の状態の時に聞くと苦しい言葉です。選択の余地がなく、また、かろうじて生きたにしても、「自分で生きることを選んだ」という印象にはならなかったのでは?と思います。

しかし、これが「生きていて良い」ですと、まず、義務ではないので心が楽になります。そして、「生きていて良い」という言葉には、その人の存在を肯定する力があります。実際に、この言葉を言われた時、私は「生きるに値する存在なんだよ」と同義に感じました。さらに、なんとか生きた場合、「自分で生きることを選んだ」という主体的な印象になります。この時のそんな印象が、後の私に自信を与えてくれたんだと信じております。最終的に、「あの時、私は生きることを選んだ。そして、あの辛い時を乗り越えることができたのよ。大丈夫!私はこれからも生きていける!!うん、生きていこう!!!私は生きるに値する存在なんだから。」という確信・決意に繋がりました。

すっかり良くなった今、希死念慮が無いにもかかわらず、折に触れこの言葉を思い出すのは、こういった自信・確信・決意の元となった言葉だからなのでは?と思っております。

とてもシンプルな言葉なのですが、私の心を支えてくれている大切な言葉です。

<過去ログ>
神経精神科 通院 (7月20日)

2011年10月31日月曜日

性格プロフィール

 職場でおこなった性格診断の結果のコメント。
あれこれと考えをめぐらしながら、物事にじっくり取り組もうとするタイプである。状況に合わせて明るく振舞うこともあるが、内面には繊細で傷つきやすいところをもっており、周囲に対して自分の意見を押しつけようとすることは少ない。対人面では控えめなほうで、まじめで思慮深い印象を与える場合が多い。

折衝などあつれきの生じやすい仕事はあまり好まず、課題を慎重に進めていくことが求められるような場面で力を発揮することが多い。

几帳面なほうだが、些細なことで落ち込んだり、先々のことを気にして行動が鈍くなることがある。必要なときには本来の目的を意識しながら、タイミングを逃さず行動していく姿勢が望まれる。
 まぁ、9割方当たっていると思います。

状況に合わせて明るく振舞うこともあるが、内面には繊細で傷つきやすいところをもっており
主治医(精神科医)にも似たようなこと、指摘されたなぁ。(参考
この「繊細で傷つきやすい」って嫌いなのですが、まぁ、「これも自分」と、あるがままを受け容れるとしますか。

几帳面なほうだが、些細なことで落ち込んだり、
几帳面ではないですが、些細なことですぐ落ち込みます。もうちょっと強くありたいものです。

対人面では控えめなほうで、まじめで思慮深い印象を与える場合が多い。
そうかなぁ。。。これは状況によるかも。


<過去ログ>
ネガティブな感情を表面化させられない

2011年10月30日日曜日

食欲が無い

エビリファイ(1.5mg)開始以来、食欲が本当に落ちました。
体重も減少してしまい、昨日、2年ぶりにお会いした方に「随分と痩せましたね」と心配されてしまいました。

今、1番の問題は、お腹が空いても「食べたい」と思えるものがほとんど無いこと。

 最近、かろうじて「食べたい」と感じられたものに
  • タブレサラダ
  • スモークサーモン
  • 海藻の和風サラダ
  • 釜揚げうどん
  • タンメン
  • 韓国海苔
  • コンソメスープ
  • ヤムウンセン
があります。ただ、「食べるのが面倒」という問題もあるので、中々うまくいきません。食事中、何度も何度も箸を置いては溜め息の連発。食べるのが「面倒」を通り越して「苦痛」になってきました

食欲が無いのに、食べ物を口に運ぶのは本当に苦痛以外の何物でもありません。
最近、なんとかその苦痛を紛らわすために、お行儀が悪いのですが、「ながら食い」をしております。
一口食べてはインターネットをしたり、本を読んだり、といった具合。

そういった工夫をしているのですが、やはり体重は減ってしまいました。
次は「おにぎり作戦」を試してみようと思います。

入院中に朝食の主食を、小さなおにぎり2つにしてもらっていました。
あれは外側に塩味が付いているのと、見た目が小さいので、結構すんなり食べられたのをふと思い出しました。

これでなんとか体重減少に歯止めをかけられれば良いのですが…。

2011年10月29日土曜日

術後、どん底に落ちた経験から伝えたいこと


先端巨大症というものに出会ってから既に5年が経ちました。始まりは2006年に、デトロイトから車で帰ってくる時のハプニングでした。いえ、もっと言えば、おそらく2006年初めに伝染性単核球症に罹ったときでしょう。新聞を右目だけで読もうとしたら全く読めなかった、という怖い経験。

本格的に診断名を求め、病院に行き始めたのがその1年後の2007年1月。そして、3月に診断が下され、4月2日にはオペ室にいました。

あの頃のことは今でも昨日のことのように覚えています。ただ、その後のことはあまり思い出したくないんですよね。しばらくは「術後ハイ」で、術前の恐怖感と、手術が無事終了したことに対する喜び、といった感情の大きなギャップの影響で、非常にハイな状態になっておりました。

ところが、いざ「先端巨大症」という現実が迫ってきた時、私の心は壊れてしまったんです。この病気と診断される前に、摂食障害を経験しているので、ボディーイメージの障害で苦しんだ時期もありました。そして、ようやくそれを乗り越えた、と思った矢先の診断が先端巨大症。

あの時の私は、「やっぱり私の外見はおかしかったんだ」と、今までの病的な考えが正しかったことを証明された気分で、本当にやりきれなかったです。

そして、もっと私をおかしくしたのは、あまりに高いお薬代。サンドスタチンLAR、最初の薬局では1本3,600ドル(保険適応前)と言われました。あの瞬間、私は本当に存在を否定された気持ちになり、もう生きていたくない、と思いました

あれからどんどん私の心はおかしくなっていきました。何のために存在しているのか、分からなくなりました。次第に存在していたくない、と思うようになり、自分の外見への違和感・嫌悪感から自分で自分を見放したい思いに苦しめられ、本当に辛かったです。そんな色々な苦悩があって、精神科の閉鎖病棟へも3回も入院しました。

2回目の入院(アメリカ)では夜中にたまらなくなって大声で泣き叫びました。即、お薬で沈静させられましたが、本当はずっとずっと泣いていたかったです。目覚めたら保護室にいました。退院してもすぐにERに戻っては同じことの繰り返し。あの頃の私は、自分が何に悩んでいたのか、分かりませんでした

そんなどん底から這い上がるのに、実に4年かかりました。

私の例は極端な例だと思いますが、それでも、先端巨大症と診断されて深く悩む人も実は結構いるのではないか、と思います。ただ、私はそういった人たちに2つ知ってほしいことがあって、今回、本当はあまり思い出したくなかったことをあえて書くことにしました。

まず、1つ目は、悩んでいるのはあなた独りではない、ということです。現に私もこのように悩みました。仲間はいるのです。決して、この世界でたった独りぼっちだと思わないで下さい

2つ目は、どん底に落ちても立ち直れる、ということです。現に私は精神科のお世話になって、保護室送りになるほど酷い状態でした。自殺未遂も自傷行為も摂食障害もやりました。あんなに心が崩壊してしまっても、それでも何とか立ち直ることができました。なので、あなたもきっと立ち直れる、と私は声を大にして言いたいと思います。

思い出したくないこと、いつも意識の外に追いやっていることを、あえて思い出して書いた記事なのでまとまりに欠けておりますが、これが今の私が仲間の患者さんに伝えたいことです。

2011年10月25日火曜日

できない理由ではなく

最近の私の目標にこんなのがあります。

「できない理由を探しているうちは何もできない。できること、できそうなこと、できる様にしたいことを探すよう、心がけよう!」

私の場合、できない理由を探していても、自信を無くすだけでした。こんなことをしていても、何も生産的なことはできなかったんですよね。おそらく、できない理由を探す事は、最終的には「やらない理由を探す事」に繋がっているのでしょう。

それなら、まずは小さなことでも、与えられた状況下で自分にできること、できそうなこと、できるようにしたいことを探してみよう、と思うようになりました。こういった考え方は、自分から変化をもたらそうという前向きな意志・意識がありますよね。目標が単なる作文に終わらないように、この目標を意識しつつ一日一日を過ごしていきたいと思います。

2011年10月24日月曜日

「普通」以上を目指して

「最後に過食嘔吐したのはいつ?」
「リストカットは?」

診察中、O先生とこんなやり取りが。
私が答えると、「おっ、もうリカバリーだね!」と仰いました。
あの時の先生、それはそれは嬉しそうでした。

実は私、アメリカでボーダーライン(BPD)と誤診されるぐらい病状が酷かったのです。自殺企図、摂食障害、自傷行為といったものに文字通り振り回されていた私がここまで良くなったことが先生も嬉しかったようです。

その時の会話の中で、「あなたの心がけ次第で、いくらでも良くなりますよ」と先生が仰いました。

そうか!もっと良くなれるのか~♪
そう思えたら、なんだか前向きになってきました。

今までは「普通」になることを目指してきました。
これからは私の基準で、「普通」以上を目指したいと思います。
「いくらでも良くなる」って、つまりは「いくらでも成長できる」っていうことですよね、先生。


<過去ログ>
ストラテラの微調整③~10月13日 診療日記

2011年10月23日日曜日

特定疾患の「入れ替え」?

下垂体患者の会の代表理事、はむろおとやさんのブログ、ここ数日、かなり注目しております。というのも、ショッキングな事態が起きているからなのです。
10月19日の厚労省難病対策委員会を傍聴しました。
焦点が「特定疾患の入れ替え」に移りつつあります。
長い間、難病の研究や医療費補助の対象が同じなのは、
不公平だとして、
入れ替える観点が論点に浮上してきたということです。
難病の予算を増やすのではなく、
公平性の名のもとに、切り捨てる論点が浮上している。
かつて難病制度の縮小・患者切り捨て策にまい進した
厚労省へ先祖がえりを始めたようにみえました。
患者団体はいま起きていることを
じっくりと分析しなくてはいけません。
警戒しましょう。
http://toubyouki.sub.jp/blog/archives/2011/10/post_2745.html

はっ???
「入れ替え」?????
どうやら、特定疾患の対象疾病をローテーションさせる案が浮上しているようなのです。
難病対策委員会の議論でまずいのは、
理念が見えてこないことだと思うのです。
特定疾患の公平性問題にしても、
医療費負担の在り方がどうあるべきで、
だれが責任を持って、どのように議論するのか。
大きな方向性が見えないのですね。
迷走しだした理由は、健康局が19日提出した
「これまでの委員会における議論を踏まえた論点メモ」
にあります。
一番目に特定疾患「入れ替え」が入りました。
難病患者が大変に心配しています。
http://toubyouki.sub.jp/blog/archives/2011/10/post_2752.html

あの~、
どうして、そんな残酷なことを思いつくのですか?教えてください。

私は初任給で手取り十数万の状態で、月7~8万円の医療費を払ってきて、その反動で精神的にも追い詰められ、休職に追いやられました。あの頃の生活は本当に地獄そのものでした。特定疾患から外されたら、その頃の生活が戻るわけですよね?この国は、私の存在価値を否定するのですか?

・・・国に裏切られた気分です。

本当に「普通」?

「先端巨大症は治療がうまく行っていれば、普通の生活ができる」(?????)

この言葉、インターネット上で見かけたものです。患者さんによっては、そういう方もいらっしゃるのかもしれません。でも、そうでない患者さんもいらっしゃいます。

例えば私の場合、「普通の生活ができていない」と思う時の代表格はサンドスタチンLARの投薬後数日に渡る体調不良です。投薬翌日は特に辛くて普通に仕事をこなすのが困難に感じます。これは、そういう反応のある患者さんでないと分からない辛さだと思うのです。あとは、疲れやすいという要素も「普通の生活」を難しくします。これらは気力云々の問題ではないのです。

下垂体患者の会(下垂会)の代表理事、はむろおとやさんはブログでこのように述べております。
障害者が白杖や車いすを使って、
社会参加している。
それが内部障害の場合は薬に該当する。
欠損ホルモンを補充すれば、
働ける方は少なくありません。
でも、健常な方と同じ土俵で働くのは、
ちょいと無理があるのも事実です。
http://toubyouki.sub.jp/blog/archives/2011/10/post_2749.html#tb
 私にとっての杖は薬です。しかし、その杖が私には重くて、歩くのが大変だったりします。でも、今の日本では私が使える杖は、その杖しかない。杖が無ければ私にとって歩くことは難しくなります。にもかかわらず、その杖を軽くする術もない。

こんな状態で社会生活に参加しているわけですから、やはり、健常者の視点から見た「普通」とはかなり違うと思います。皆さんはどう思われますか?

2011年10月22日土曜日

ストラテラの微調整③~10月13日 診療日記

前回、10月13日(木)の診察の際、O先生とストラテラの調整についてご相談した結果、25mgにすることにしました。

今のところ、特に問題はありません。本当は30mgのほうが意欲が上がって楽なんですが、イライラしてしまって辛くなってしまうので、25mgにしたのでした

そして。。。
「次はいつ来るの?」

病状が酷かった時は、O先生が次回予約の日付を提案していました。ところが、最近は先生が私に訊いてくるようになりました

「僕があなたに(次の予約の日付を)訊いているのは良い傾向ですね。それだけ安定している、ということですよ。」

そして、私が「11月17日木曜日に内分泌が入っているので、できれば同じ日にお願いしたいのですが。」というと、「えっ、そんなに離れて大丈夫なの?35日間か…。まぁ、良いでしょう。何かあったら電話下さい。」とおっしゃって35日後の日付を設定して下さいました。

最近はおおむね1ヶ月に一度の診察になっております。とまぁ、こんなに安定してきたわけですが、実は1週間に複数回診て貰っていた時期もありました。あの頃は私も大変だったけど、O先生はもっと大変だったと思います。他にも沢山、患者さんがいるわけですし。私自身、ようやく、ここまで落ち着いてきてホッとしております。でも、正直、O先生にそんなに頻繁にお会いできなくなるのは寂しいかな。


<過去ログ>
ストラテラの微調整②
ストラテラの微調整
ストラテラの量を微調整しました

間違えた「最終目標」~回復の落とし穴

今週はずっと広島にいました。昨日、東京に戻ってきましたが、早速、広島のつけ麺とお好み焼きがまた食べたくなっております(笑)。しかし、昨晩のフライトは物凄く揺れました。天候の悪い日はあまり飛行機で飛びたくないかも。

「病気の回復」という目標

最近、「病気の回復って最終目標で良いのかな?」と考える瞬間がありました。確かに、病気を治すことは大切です。でも、回復自体を「最終目標」として良いのかと考えた時、私は疑問を持ちました

精神科領域の治療において、私は症状の改善を目標としておりました。このこと自体は何の問題もありませんよね。問題は、この目標の位置づけです。

抑うつ状態で人生の目的や、やりたい事を見失った状態では、まずは抑うつ状態の改善が大変重要な中期~長期目標になります。私の場合は、下記のような状況でした。

短期目標:
次の診察までなんとか生き延びる
次の診察まで自殺企図をしない

中期~長期目標:
病気の回復

長期目標:
???

「病気の回復」から先は考えることができませんでした。まぁ、うつが酷い状態ではこんな感じでしょうけど。病気が回復した後にやりたいことが全くない、という事実には失望しましたが、この時は「うつが良くなれば、やりたいことも出てくるわよね」と前向きに考えるようにしました。実際、極度のうつ状態で回復後のことまで考えられるハズもないので。

これで暫くは問題を感じることはなく、回復のために主治医と二人三脚で頑張りました。そして、病状は信じられないくらい改善しました。これくらい良くなれば、そろそろ「回復後の目標」を立てられる精神状態のハズ、と考えておりました。しかし、ここに来て想定外の事態が起きます。どんなに良くなっても、やりたい事が見つからないのです。このことは私を大きく失望させました。

私たちの思いと考えは変えられる

今だからこそ分かるのですが、あの時の私は「生きていてもやりたいことが無い」という考えに縛られっぱなしでした。もっと極端に言えば、「やりたい事なんてあるわけが無い」と決めつけていました。さらに良くないことに、その考えを私は変えられる、とは思えませんでした。病気が酷かった時の精神状態の影響があまりにも大きかったのでしょう。

そうして、私は「やりたい事は無いし、あるわけもない」という考えの被害者へとなっていったのでした。これは非常にマズイ状態です。なぜなら、私たちは思い・考え・行動といったものを変化させる力を持っており、私自身、現状から脱出したい、という思いはあったからです。

「自分の考えを決められるのは私しかいないんだった!自分の考えに責任があるのは私だった!」と気づいた時、私はようやく深い霧がサーっと引いていくのを感じました。ようやく、「私にもやりたいことがあるのかもしれない」という考えを受け容れることができました。そして実際、やりたいことがあったのです。

最終目標は「自分らしく生きること」

どんな病気もそうですが、治療の最終目標に「病気の回復」を掲げてはいけないと思いました。私の主治医はそういった意識をしっかりと持って治療して下さっていたことに今更気づきましたが、私のほうは、いつの間にか「最終目標=回復」と錯覚しておりました。しかし、回復というのは、自分らしく生きるための道具であって、目的であってはいけないんだと思います。ここに私の落とし穴があったように感じております。

最終目標は、一言でいえば「自分らしく生きること」です。ただ、病気が回復しても、考えまで簡単に変えることはできません。極端な場合、私のように病気が酷かった時と同じ考えを引きずってしまうこともあります。ですから、回復後、自分らしく生きていくためには、自分の思い・考え・行動を決められるのは自分しかいない、という意識を持つことが必要なのではないでしょうか。

2011年10月16日日曜日

小青龍湯に感激

私にとって、「花粉症シーズン」は年に2回あり、秋も辛い時期です。

アメリカに行ったときに、花粉症にやられて買った、OTCのジルテックの後発品がまだ残っていたので、それをしばらく服用しておりました。ただ、このお薬、眠いんです!「耳鼻科に行って、ザイザルでも出してもらおうかしら」なんて考えていたところに、ふと「漢方ならどうかしら?」と思いつきました。

鼻風邪に一瞬で効いた小青龍湯(しょうせいりゅうとう)、花粉症の鼻水にも効くかな?と調べてみると、どうやらよく効くとのこと。早速、服用してみました。

結果…
今回も風邪の時同様、一瞬で効きました!しかも鼻水だけでなく、目の痒みも治まったような…。なのに、全然眠くなりません。

実は、私は今年になるまで漢方というものに触れたこともなかったんです。というのも、西洋医学以外の医学をあまり信用していなかったからです。ただ、風邪を引いた時、「総合感冒薬」と呼ばれるものがなぜか私には全く効かないので、「風邪限定で漢方を使ってみたいかも」と関心を持つようになりました。

そして半信半疑で、今年、初めて葛根湯を試してみたのですが、効果はまあまあ。あまり満足の行くものではありませんでした。まぁ、薬剤師さん曰く、「葛根湯は風邪の引き始めしか効かない」とのこと。しかも実証(じっしょう)向け。私は実証ではないと思うので、選ぶお薬を間違えたようです。

そんな反省点を踏まえ、鼻風邪を引いた時はきちんとお勉強をした上で小青龍湯を選びました。「体力中等度又はやや虚弱」向けなので、いかにも私に合いそうな印象を受けました。実際に服用してみると、非常に良く効き、しかも副作用といったものが見られなかったので感激でした。

そして、今回の花粉症。風邪以外に漢方を使うのは初めてでしたが、小青龍湯が花粉症に効果覿面でビックリしました。

今まで西洋医学以外は、あまり信頼を置いていなかったのですが、ココまで効くと分かると、漢方の実力を認めざるを得ません。というか、漢方全般というより小青龍湯の実力に驚いている、と言った方が正しいですね。

でも、小青龍湯をきっかけに、漢方全般に関する興味はとても強く持つようになりました。機会があったら少しお勉強してみたいな。

医師-患者間の意識の相違

昨日、予定通り下垂体患者の会の総会・医療講演会・懇談会が行われ、無事終了しました。

医師の関心・患者の関心

女子医大の三木先生の医療講演会の中で面白いな、と思ったのは、医師が関心をもつホルモンと、患者が関心をもつホルモンの順位には差がある、ということ。

三木先生によると、医師の関心は
副腎>甲状腺>性腺>GH
であろう、とのこと。

それに対し、患者の関心は、
性腺>GH>甲状腺>副腎
と、三木先生は仮定。

しかし、今回の講演会前の調査で分かったことは、下垂会のメンバーの中で一番多かった質問は副腎に関するものだったようです。もっとも、この結果が純粋に「患者の関心」を反映しているか、というと疑問ですが。

因みに、私は、
GH>甲状腺≒性腺>副腎
となります。この順位は、その人の疾患によって変わってくるのでは?と私は思います。というのも、もしも私が先端巨大症でなかったら、GHへの関心はもっと薄かったと思うので。例えばクッシング病でしたら、副腎が1位だったのでは、と思っております。

性腺について

下垂体患者と性腺について、三木先生は、「術後、夫婦生活が無くなったりして離婚する、ということも少なくない」「医師が思っているよりも、患者の性は重要」といったことをおっしゃっておりました。これは、何も下垂体疾患に限られたことではないですよね。

私も、この辺の話題、他科のお薬で影響が出ることがあるので、他人事ではありません。実際、主治医にご相談させていただくことも多いです。その際、ドクターには、「セクシュアルなことについて問題があっても、言ってくれない患者さんが多い」「やはり、教えてくれたほうが助かる」と言われます。 なので、皆さんも、ご自分のQOLのために、このような問題があればお医者さんに相談してほしい、と思います。直接話すのが恥ずかしければ、メモを利用する、という手もありますし。

意識の相違は乗り越えられる

三木先生の示した、医師と患者の関心の違いを見ていて思ったのは、「ホルモン以外にも医師-患者間で、意識の相違がある物って結構あるわよね」ということ。

例えば、「普通の生活」という言葉の定義。実際、医師-患者間だけでなく、私たち一人ひとり、異なった定義を持っているわけですが、これが医師-患者間で大きな相違があると、患者の医師に対する不信感へ繋がってしまったりします。「先生は術後も『普通の生活』ができるって言っていたのに、全然じゃない。」などといった具合です。

しかし、これはコミュニケーションで乗り越えることのできるものだと私は考えております。自分の考える「普通の生活」を描写し、その「普通の生活」と現在の生活との格差を医師に示すことで、ある程度は乗り越えられるものなのではないでしょうか。

これに限らず、医師-患者間では様々な相違が障壁になりそうになる瞬間があります。そういう時、「あぁ、このお医者さん、私のことなんて分かってくれない」と安易に決め付けてしまわず、まずは医師とのコミュニケーションを大切にして欲しいと思います

2011年10月15日土曜日

サンドスタチンLAR投薬の葛藤

サンドスタチンLAR(20mg)のお陰で、私のIGF-1は順調にコントロールされております。ということで、とりあえず、先月の「成績発表」!!

採取日 9月15日
  • IIGF-1:  145ng/mL (基準値 137-320ng/mL)
  • GH:  2.27ng/mL
GHは相変わらずです。私の値が、目標値の1.0ng/mL以下なんて達成することがあるのか、謎ですが…。 しかし、IGF-1は成績優秀です!

とまぁ、検査結果に関してはサンドスタチンLARにはとっても満足しているわけですが、副作用をもうちょっとどうにかして欲しい…。(愛着があり、期待しているお薬だからこその辛口コメントです)もちろん、「副作用が全く無い」という患者さんもいますが。

とりあえず、「他人は他人、自分は自分」ということで、私自身の体験を書きます。

副作用で精神的に苦しい

昨日のサンドスタチンLARの投薬から2日目の今日は、昨日よりも辛かったです。今日、経験した身体症状は、下記の通り。
  • 倦怠感
  • めまい、ふらふらする
  • 頭痛
  • お腹、背中が痛い
  • 生理痛のような腰の痛み
  • 吐き気
  • お腹がグルグルと鳴る
 先端巨大症の治療をしていると、たまに「体調を良くするための治療」なのか、その逆なのかが分からなくなって、精神的に苦しくなることがあります。それでも、治療の必要性・重要性は分かっているので、頑張って続けておりますけどね。ちなみに治療を始めて、今年で5年目になりました。

投薬前の心のケア

IGF-1のコントロールは良好なので、サンドLARは是非続けたい、と頭では考えているのですが、心の中では毎月の注射の前に大きな葛藤があります。最近、内分泌内科の予約診療がある日、直前に心身医療科の予約をバッティングさせているのにはそういう理由もあったりします。

「具合が悪くなる」と分かっていながら、投薬に臨むのは、私にとって大きな葛藤なんです。「誰が選択した治療法なのか(=私)」「治療の目的は何なのか」ということを見失いそうになります。
  • 「明日、具合が悪すぎて仕事に行けないかも」
  • 「また有休が全部無くなるのね」
  • 「どうせ、『根性なし』『サボり』『信頼性に欠ける』とか思われるのがオチよ」
  • 「週末も寝込んで終わるんだろうな」
  • 「なんだか消えてしまいたい」
色々考えているうちに鬱々となってきます。 それら1つ1つを、精神科医(O先生)に直接ぶつけたりはしないのですが、「サンドLARの注射、嫌なんですよねぇ。」と駄々をこねてしまったりします。あの診察室を出たら、今度は内分泌内科なので、なかなかO先生の診察室を抜け出せない私に、先生は適切な言葉をかけて下さいます。一番うれしいのは、最後に「いってらっしゃい」と温かく送り出して下さる時でしょうか。

心身医療科での精神療法で、心の葛藤を少し整理してから投薬に臨むことができるので、あのような心のケアを受けられる私は幸運だな、と思います。

どんな病気の治療であっても、私のような葛藤を抱えている患者さんには、O先生がして下さるような心のケアはあってもいいのかな、と思っております。


<過去ログ>
サンドスタチンLAR投薬で

2011年10月14日金曜日

サンドスタチンLAR投薬で

昨日、また例によってサンドスタチンLARの投薬がありました。
今回はいつもよりも副作用がキツいです。

まず、投薬後15分以内に
  • 吐き気
  • 腹部の不快感
  • 腹痛
 そして、投薬から10時間経った今でも、まだ腹痛が。。。本当は、これらの症状、まだ院内にいる時に発生しているので、ケアルームに戻って報告することも考えたのですが、こういう日はサッサと帰らないと事態は悪化していく一方のような気がしてしまい(=体調不良で帰宅が困難になる)、急いで帰りました。

 投薬後、8時間あたりでメンタルの症状も出てきてしまい、「今回は大変そうだなぁ」とため息。抑うつが一気に悪化したため、辛くて泣いてしまいました。

そんな中、身体の副作用が落ち着いた時に、活けてみた作品を載せておきます。


こういうご褒美があるから、なんとか治療を続けていられるんですよね。

2011年10月10日月曜日

ストラテラの微調整②

やっぱり25mgでは足りない

ストラテラ、35mgから25mgに減らしましたが、イマイチ意欲がわかず、気分の酷い落ち込みが出てきてしまいました。 この時のお薬は

ストラテラ(25mg)
エビリファイ(1.5mg)

です。
今までの経緯を整理すると、
  • 35mgでは攻撃的な気持ちになって駄目だった。
  • 25mgでは意欲低下、抑うつで駄目だった。
  • 25mgに減らしたら、攻撃的な気持ちが和らいだ。
ということなので、35mgと25mgの間を取って、30mgに。これはたまたま5mgカプセルが手元にあったので可能でした(ストラテラのカプセルは5mg、10mg、25mgの3種類です)。なので、「攻撃的な気持ちを悪化させることなく、意欲低下・抑うつ症状の改善を目指す」という目標のもと、下記でやってみることに。

ストラテラ(30mg)
エビリファイ(1.5mg)

すると、まずまずの結果になりました。
  • 抑うつ・意欲低下が改善された。
  • 攻撃的な気持ちが強くなることは無かった。
私の場合、ストラテラの微調整は基本的に5mg単位が良いようです(参考)。
分かっていたのに、「カプセルは1つ(25mgカプセル1つ)だと楽で良いなぁ」という安易な考えの下、一気に10mg減らしたのは良くなかった・・・。

とにかく、これで13日(木)の診察の日まで様子を見ます。
うまくいくといいな。

それにしても、

ストラテラ(30mg)
エビリファイ(1.5mg)
 
という処方は美しいと思います。
カプセルは結局2つ(25mg+5mg)ですけどね。

(注:この辺の微調整は主治医から許可をいただいております。)


<過去ログ>
ストラテラの微調整
ストラテラの量を微調整しました

2011年10月9日日曜日

RIP Steve Jobs

夕礼拝の帰り、ふと Apple Store に寄り道すると、お花がたくさん捧げられていました。アップルファンの中には Jobs ファンも結構いたそうです。

Jobs は2004年からすい臓の神経内分泌がんを患っていたそうです。闘病しながらも、新たな製品を出し続け、ユーザーに感動を与えてくれたことを思うと、なんだか私まで元気がわいてきます。

彼の言葉の中で私が一番好きな言葉は

"You can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. "

"Your time is limited, so don't waste it living someone else's life. "


これはスタンフォード大学の2005年の卒業式でのスピーチの中の言葉です。


夢と感動を与えてくれる製品と、素敵な言葉を残してくれてありがとう。
GOOD JOB!!!

ジンジャー&レモンティー


普通のレモン・ジンジャーティーって、名前も「レモン」が先に来ているぐらいですから、レモンが強いんですよね。それはそれで、爽やかなアロマなので好きなのですが、生姜好きの私は「もっと『ジンジャー!!!』っていう感じのお茶ってないのかな?あとはもう自分で生姜をおろして加えるしかないのかしら?」なんて思っていました。

ちなみに、私のジンジャーティーは、アッサムにおろし生姜を多めに加えたものです。スパイシー、というか辛いです。蜂蜜を加えることも結構ありますけどね。


「このジンジャーティーと同じぐらいに生姜が強いティーバッグのお茶があると便利だなぁ」「紅茶ベースではなくて、ハーブティーで、そういうのがあるといいなぁ。」とずっと思っていたら、とうとう出会ってしまいました。

Pompadour(ポンパドール)のジンジャー&レモンというハーブティーです。
生姜が50%以上、というところが凄い!!!

輸入雑貨店で試飲会をしていたので、私も飲んでみたら、即このハーブティーの魔法にかかってしまいました。さっそく、20包入りを買ってきて、最近では専らこのお茶です。

個人的には超濃い目(←ポイント)に出して、蜂蜜を加えるのが好き。とはいっても、蜂蜜なしも美味しいですよ。とにかくスパイシーです。「辛い」といったほうが正しいかも。 体がポカポカしますし、特に風邪の引き始めに飲むと翌日はケロッとしていることが多いです。

このお茶、生姜LOVE!の人には結構お勧めですよ。ただ、本当に濃い目に出さないと物足りないかも。

と、例によってこのお茶を飲みながらこの記事を書いているのでした。

2011年10月8日土曜日

【東京】10月15日、虎の門で医療講演

下垂会からハガキが届いていたので、こちらにもご案内させていただきます。

専門医にQ
下垂体機能低下症のホルモン補充療法
副腎皮質ホルモン(コーチゾール)を中心に(仮題)

講師:

三木伸泰 先生
東京女子医科大学第二内科(高血圧・内分泌内科)

山田正三 先生
虎の門病院間脳下垂体外科部長

クッシング病、クッシング症候群、下垂体機能低下症、コートリル錠を処方されている方など、副腎関連の疑問にスパッと迫ります。
分かりやすさで定評のある山田正三先生の一問一答も。

日時: 10月15日(土)
13時開場
13時半開始
16時終了

会場: 虎の門病院 講堂(本館3F)

会費: 500円 (非会員は800円)

予約不要、直接会場へ

ストラテラの微調整


エビリファイ開始以来、どうもイライラや攻撃的な気持ちがあって、自分でもそろそろ「どうにか対処しないとマズイな」と思ったので、さっそくお薬について考えました。

エビリファイ(1.5mg)
ストラテラ(35mg)

頭の中に「興奮させる物質」が溢れているような感覚があったので、ノルアドレナリン過多を疑ってみます。しかし、エビリファイの追加で、どうしてノルアドレナリン?とも考えました。そういえば、ドーパミンにOH基がつくとノルアドレナリンなんですよね。

おそらく、私の脳はドーパミンが不足していたから、結果的にノルアドレナリンも足りていなかったのでしょう。そこに、ドーパミンの過不足のバランスをとるお薬(つまりエビリファイ)がやって来たので、ドーパミンが増えた ⇒ 結果として、ノルアドレナリンも増えた ⇒ ノルアドレナリンはストラテラからも補っているので、今度はノルアドレナリン過多になってしまった。

こういうことなのかしら?あまり自信がありませんが。

まぁ、この仮説が正しいのなら、私の体内でのドーパミン→ノルアドレナリンの生合成はうまく行っているのでしょうから、ドーパミンはそのままにして、お薬からのノルアドレナリンを減らすのが妥当、と思いました。なので、ストラテラを10mg減らしてみることに。

エビリファイ(1.5mg)
ストラテラ(25mg)

結果、イライラが軽減しました。食欲も少しは出てきましたし、よく眠れるようになりました。

しばらくはコレで様子を見てみようと思います。
 (主治医には連絡済)


<過去ログ>
お薬の微調整(エビリファイ&ジェイゾロフト編)
ストラテラの量を微調整しました

2011年10月5日水曜日

「新しいぶどう酒は新しい皮袋に」-喪失体験にも当てはまるのでは?

また、だれも新しいぶどう酒を古い皮袋に入れるようなことはしません。そんな ことをすれば、新しいぶどう酒は皮袋を張り裂き、ぶどう酒は流れ出て、皮袋もだめになってしまいます。新しいぶどう酒は新しい皮袋に入れなければなりませ ん。また、だれでも古いぶどう酒を飲んでから、新しい物を望みはしません。『古い物は良い。』と言うのです。~ルカ5:36~39
このぶどう酒の例えは「新しいもの(=新しい教え)を受け入れるには、それを受け入れられるような体制や心が必要である」というイエス様の教えです。私は、これはキリスト教だけではなく、日常生活における変化を受け入れる姿勢にも当てはまると考えております。

私たち人間は変化を好まない傾向にあります。その理由は、変化は一種の喪失体験だからではないでしょうか?

全ての変化において、私たちは「今までの状態」を失います。良くも悪くも慣れ親しんだ「今までの状態」を失い、代わりに「新しい状態・新しい現実」を突きつけられるのです。この時、突きつけられる「新しい状態・新しい現実」を受け入れられるかどうかは、当人の心の柔軟性に掛かっているのではないでしょうか。

「古いものの方が良い」といって、新しい状態を受け入れない、頑なな心(≒古い皮袋)は、ややもすると、新しい現実・状態(≒新しいぶどう酒)について行けずに突き破られてしまうように思います。

実は最近、私自身も喪失体験を経験し、そのストレスに翻弄されました。しかし、どんなに悲しいことがあったとしても、過去の思い出を「今・ここ」で大切にして、柔軟な心で現状を受け止め、前を向いて歩んでいきたいと思っております。

<過去ログ> 

TOEIC、受けてみることに

最近、TOEICの問題を解くのにハマっています。私はETSの行う試験の対策はアメリカにいる間、ずっとBARRON'Sのテキストを使用してきました。TOEFL iBTも、GRE General(大学院進学のための共通一般試験)も、GRE Psychology(大学院の心理学系進学のための共通試験)も、すべてBARRON'Sでやってきました。

そして、今回、本当はまたBARRON'SのTOEFL iBTの問題集を趣味的に解きたかったのですが、今まで受けたことの無いTOEICにも興味が出てしまい、買う段になって予定変更。BARRON'SのTOEICを買ってしまいました。A4判の大きさで、解説・模擬試験も含めて、639ページ。これだけの厚みと大きさがあると嬉しい…。好きなだけ問題を解くことが出来ます。

しかし、解いていくうちに「コレって、TOEFLなんかよりも簡単なんじゃない?」と思い始めました。そして、試しに何点取れるのか知りたくなり、とうとう受験申し込みまでしてしまいました。(汗)11月に受験する予定です。

ちなみに、換算表はあまり信頼していないのですが、最後に受けた自分のiBTのスコアが98点なので、TOEICでは865点ぐらいでしょうか。ちょっと背伸びして900点は狙ってみたい。。。あの頃よりもリーディング力は格段とついているので。

仮に再びTOEFL iBTを受けたとしても、まだリーディングが曖昧だった頃に受けた点数よりも高得点は期待できるように思います。ただ、細かい文法はちょっと復習が必要かも。

しかし、TOEICの問題って、解き始めるとハマります。TOEFLの対策本よりもヤバイです。ただ、リスニングが思いのほか簡単なので、満点を狙ってしまうため、自分で自分に変なプレッシャーをかけてしまいます。でも、これがゲームのスリルみたいなものでハマる原因なんですよね。

とにかく答えを外すと、物凄く悔しい気分になりますが、連続で正解が続くと、盛り上がります。こんなことを趣味としている元留学生って微妙ですよね。

そういえば、英検って何級まで取ったのかな?2級??あの後からTOEFL CBTの勉強を始めてしまったので、英検はやめてしまいました。国連英検は、確かC級までしか受けていません。私の英語力を証明するものが、何年も前に受けたTOEFL iBTしかない、というのも悲しいので、今回TOEICを受けるのは良い事かもしれません。しかし、850点なかったら酷く落ち込みそう…。

2011年10月3日月曜日

最近の不調と広島行き

最近、
「Saraさん、なんだか しんどそう…。」
「おまえ、大丈夫か?」
と会社で言われるようになりました。

そして、とうとう華道の先生にまで「生きてる?」と訊かれてしまいました。 (┰_┰;)

私は、絶不調に陥る前、自分が「マズイ状態」であることに気づかないんですよね。
それで、突っ走ってはポテっと倒れるわけです。 ~(×ω×)~

今回は周囲の反応でイエローサインが出ているのが分かりました。自分でも、実は相当しんどく感じていることを認識できたので、少しスピードダウンしなくては、と思っております。 しばらくの間、無理しないで「ほどほどに」をテーマにやっていきたいと思います。

こんな背景のもと、今月は仕事で広島に行く予定があります(3泊4日)。主治医から許可をいただいたものの、とても不安だったりします。もしかしたら、考えるだけで既に精神的に参っていたりして…。楽しみでもあるのですが、体が持つか、とてもとても不安なのです。旅行ではないので、好きな時に休憩や仮眠を取れるわけではない、というのが心配の種。大丈夫かなぁ。

まぁ、これが出来れば、更なる自信に繋がりますし、出来なければ自分の体力の限界を知る良いチャンスだと思って臨んでみようと思います

エビリファイを飲み始めてから

エビリファイを飲み始めてから気づいた不思議な有害事象について今回は書いていきます。

味覚がオカシイ

食べ物の味が最近オカシイ、と感じます。別に、食べ物が苦い、とか甘みを感じない、とかそういうのではないんです。ただ、何を食べても美味しく感じられないんですよね。

あと、たまに苦味と渋みだけがクローズアップされて知覚してしまうことがあり、これはとても辛いです。

エビリファイを開始と同時に味覚が変になりました。最近、亜鉛のサプリも摂っているのですが、体のエネルギーレベルは改善しても、味覚はなかなか改善しません。やはり薬剤性なのでしょうか?

お酒が美味しくない

これは、見方によっては有害事象ではなく、良い効果である、と見ることができるかもしれませんね。

ジェイゾロフトを飲んでいた頃はお酒がとても美味しかったのですが(って、コレはこれでとても問題ですが)、エビリファイを始めたら、お酒が美味しくなくなったんです。もしかしたら、最近困っている味覚異常が関係している可能性もあるのでしょうか?ただ、酔い方が以前と全く違うんです。楽しい気分になるのではなく、筋弛緩剤を飲んだ時みたいな感じになります。

そんな感じなので、最近は好んでお酒を飲むことはほとんど無くなりました。

食欲が無い

お腹は空くんですけど、何も食べる気がしない、という状態です。エビリファイを始めてから、食欲は著しく低下しました。

国内での副作用報告によると、エビリファイで食欲不振になる確率は5%以上 - よくある副作用のようです。ただ、今までここまで食欲不振になったことが無いので、正直面食らっております。まぁ、肥満の心配は無用なので、そこは助かりますが。

2011年10月2日日曜日

KOROちゃん、発見!

家で、小学校時代に作ったオルゴールの中をゴソゴソとしていたら、意外なもの発見!

なんとコーワさんのKOROちゃんが我が家にもいました!残念ながらKEROちゃんは見つかりませんでしたが。

シャチハタとか挿して使おうかなぁなどと考え中。

久しぶりの希死念慮、なんとかコントロール

先週、強烈にストレス負荷の多い1週間を過ごしていました。
そしたら、とうとう昨日の夕方から、何やら大きな異変が。
焦燥感を伴う抑うつ状態となり、久しぶりに希死念慮が現れました。

とりあえず、昨晩は早めに就寝。

そして今朝、起床時、既に焦燥感と希死念慮があり、「これはマズイ」と思い、無理やり二度寝。しかし、焦燥感があって二度寝を満足に(?)出来るわけがありません。

結局、起き上がり、食事を取って、ルーチンのお薬(エビリファイ、ストラテラ、ヤーズ)を飲みました。その時点で、「さて、次のステップは?」と頓服を考えます。何かメジャーを飲んだほうが良いのは明らかでしたが、何にしようか迷います。
「セロクエルにしようか、エビリファイにしようか…」

いったんはセロクエルに決定したのですが、ストックが残っていませんでした。なので、エビリファイの追加投与についてしばらく考えました。結果、「鎮静だけを狙うならエビリファイは(私の場合)コケそうだけど、今回は、賦活も必要。ドーパミンのバランスを取ることをターゲットにするのは、そこまで的外れではないのでは?」と判断し、1.5mg追加(計3mg)しました。

しばらくしたら落ち着いてきました。沈んでいた気持ちも少しずつ浮上してきたので、判断は誤りではなかったのかしら?と思っております。また、私の場合、セロクエルではここまでの効果は期待できなかったと思うので、たまたまセロクエルを切らしていたことは逆に幸運でした。

数日前に主治医に話を聴いていただいたりしたおかげで、症状に思考までは支配されずに、なんとか客観的に対処することができました。主治医とエビリファイに感謝!

この一件の重要性

この一件のお陰で、精神症状の急変時、有効な頓服薬とその用量が分かりました

今まで、特に「コレ!」といった頓服薬が無く、困っていました。急変のたびに大騒ぎをして、当番の先生、当直の先生、そして主治医に大変な負担をかけてきました。

また、私自身、「酷くなったらコレを飲めば大丈夫」というお薬が無かったので、常に心配でした。今回、そういうお薬が分かったので、不安が和らぎました。

そういう意味で、この一件は私にとって、とても大きな意味を持つ出来事となりました。

2011年10月1日土曜日

署名活動に行ってきました。

今日は中野駅(東京都)南口にて、JPA(日本難病・疾病団体協議会)「難病・長期慢性疾患・小児慢性疾患の総合的対策の確立を要望する」署名活動に、下垂会の仲間と共に参加してきました。約1時間と短い時間でしたが、60筆の署名が集まりました。ご協力いただいた方々、本当にありがとうございました。

また、「難病・慢性疾患全国フォーラム 2011」というイベントがあるので、こちらもご案内させていただきます。

場所:日本教育会館一ツ橋ホールにて
日時:2011年11月12日(土) 12:45~17:00
参加費:1000円

詳しくはこちら(下へスクロールして下さい)

2011年9月30日金曜日

ラコールとエンシュアの違い

このブログに「ラコール エンシュア 違い」というキーワードで辿り着く人が意外に多いので、今回は、この2つの栄養剤の違いについてもう少し詳しく書くことにします。
静脈経腸栄養年鑑2011を参考に、ラコールとエンシュアの成分について書いていきたいと思います。

① n-6/n-3比
n-6 はオメガ6脂肪酸、n-3 はオメガ3脂肪酸のことです。

オメガ6脂肪酸を多く含むもの
  • コーン油
  • 大豆油
  • 紅花油
  • ひまわり油
  • くるみ
オメガ3脂肪酸を多く含むもの
  • 魚介類
  • しそ油
  • えごま油
  • 亜麻仁油
私たちの体に良いのはオメガ3脂肪酸です。
ですから、n-6/n-3比は低い方が良い(=オメガ3脂肪酸が多い方が良い)、とされています。
さらには、n-6/n-3比が高い食事はうつや炎症性疾患のリスクを高める、という報告もあります(参考)。
また、私の精神科医もオメガ3脂肪酸はBDNFの修復に良いからうつ症状にも有効、と仰っておりました。
医学的に見ても、やはりn-6/n-3比は低い方が良い(=オメガ3脂肪酸が多い方が良い)ようです。

では、ラコールとエンシュアのn-6/n-3比はどのようになっているのでしょうか?
  • ラコール:3
  • エンシュア:44
どうやら、n-6/n-3比だけを見た場合は、ラコールの方が優秀なようです。

② ビタミンK

ビタミンKの1日あたりの摂取基準は下記の通り。
  • 男性 75μg
  • 女性 65μg
そして、ラコールとエンシュアの100kcalあたり(=100mlあたり)のビタミンK含有量は
  • ラコール:62.5μg
  • エンシュア:7μg
ラコール、エンシュアのなんと9倍!
私、62.5μgは若干多すぎるのでは?と思います。
特にワルファリンを服用している患者さんには要注意なんじゃないかな~?と考えております。
というのも、ワルファリンを飲んでいる患者さんにビタミンKはあまり良くないからです。
もっとも、私は薬剤師ではないので、あまり色々言える立場ではないですが。
それでも、ビタミンKだけを見た場合、エンシュアの方が良いように思います。

③ 葉酸

葉酸の1日あたりの摂取基準は男女ともに200μgです。
そして、ラコールとエンシュアの100kcalあたり(=100mlあたり)の葉酸含有量は
  • ラコール:37.5μg
  • エンシュア:0.02μg
どうしてこんなに差があるのか分かりませんが、1日の摂取基準量を考えても、エンシュアの0.02μgは少なすぎだと思います。
葉酸だけ見た場合、ラコールのほうが良いように思います。

---------------------------------------------------
今回、n-6/n-3比、ビタミンK、葉酸に注目しましたが、細かい差は色々あります。
ただ、私から見て、一番重要な差は何か、を考えた時、この3つだと思いましたので、他を割愛させていただきました。

また、私の背景ですが、現場でのMR活動から離れてしまっているMRです。
(きちんと継続教育は毎月受けていますが)

そんな者の戯言ではありますが、少しはご参考になれば幸いです。

参考文献:

<過去ログ>

2011年9月28日水曜日

肉は苦手

人によって「グロテスクな食べ物」は異なると思います。

例えば、私が日本に帰国した時、とてもグロテスクに感じた物の中に刺身、秋刀魚の塩焼き、魚の開きがありました。刺身は「生の魚なんてありえない」という考え、秋刀魚の塩焼きや魚の開きは「魚の死骸」にしか見えず、不気味だった、ということが理由です。もっとも、今は出されれば、こういった物も美味しくいただけるようになってきましたけどね。

しかし、未だに「グロテスクな食べ物」と認識している物に肉類があります。
どうしても、動物を食べることを不気味に感じてしまうんですよね。 肉が食卓に上がると、どうしてもその動物の顔を想像してしまって、食べるのを戸惑ってしまいます。私は肉を「肉」や「食べ物」として認識できず、「動物のご遺体」と認識してしまいます。子どもの頃から、そういった認識だったので、から揚げ、ステーキ、カツ丼、ハンバーグ、ソーセージといった食べ物は「残酷な食べ物」と思っていました。「この豚ちゃん、殺される時、どんな気持ちだったのかな?怖かっただろうな。痛かっただろうな。苦しかっただろうな。」などと考えてしまうような子どもでした。そして今も、そういうことを考えてしまう大人をやっております。

それにしても、どうしてお魚や貝は、そんな苦しまなくても食べられるのに、肉類は食べるのが辛いのでしょう? …とは言っても、出されれば、その命を無駄にしないために、出来る範囲で食べるようにしていますけどね。

2011年9月27日火曜日

チーバくんに会った!

とある週末、ららぽーと柏の葉に行ったら、千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」に遭遇しました!これは元千葉県民の私としては大事件です!!!!



愛らしい…。
チーバくんって、3次元になったほうが可愛いのよね。

思わず追いかけて行って写真を撮ってしまいました。
大の大人(=私)がチーバくんの追っかけをしていたのでした。

2011年9月25日日曜日

祖父のお見舞い

週末、栃木県へ

週末、祖父母の住む栃木県に帰りました。
最近はなかなか帰れていなかったのと、祖父の健康がとても気がかりだったので、今回、帰ることができて本当に良かったです。

祖父は現在81歳。すい臓がんを患っていて、手術をするか否かで、認知症を持っていながらも、本人の中で相当に葛藤があったようです。手術の予約はしたのですが、結局、本人の意思でキャンセル。

その後、8月に入って誤嚥性肺炎を起こし、何日もICUにいました。 難病もち、かつ心臓血管系疾患を持つ祖母は自分の体だけでも大変なのに、とても夫のことが心配で、毎日毎日、祖父の面会に通ったそうです。

その後、なんとか持ち越し、8月の中旬に一般病棟に移りました。

ギャップにショック

祖父は長らく「問題患者」でした。
イライラすると、家族だけでなく、医療従事者にも暴力を振ってしまっておりました。
もともとDV問題のあった人なので、無理もありません。
(若い頃は、良い夫・良い父親だったんですけどね。)

今でも暴言を吐くこともあるとか。
しかし、昨日、お見舞いに行ったとき、私はそんなことはとても想像できませんでした
祖父は、弱々しくベッドに横たわっていました。とてもおとなしい状態でした。
顔は浮腫んでいるのに、布団からはみ出た足がとても細くなっていて、痛々しかったです。
いつの間にこんなに痩せちゃったの?
こんなことになっていたのに、私、来てあげられていなくて本当にゴメンネ。
何もしてあげられなくてゴメンネ。
涙が出そうでしたが、なんとか堪えました。

天使のような笑顔

気を取り直し、私が祖父に微笑みかけると、祖父は私に微笑みを返してくれました。
あんなに優しい祖父の笑顔を見たのは初めてでした。
天使のような笑顔でした。
私は、あの笑顔が見られて本当に良かった、と思いました。
なんだか癒されました。

あの笑顔を見て、ふと子供の頃に一緒に遊んでもらった時のことを次々に思い出しました。
おじいちゃん、本当にありがとね。

しばらくすると、祖父はまた笑顔になりました。
今度は手を振って「バイバイ」をしたので、後ろ髪を引かれる思いをしながらも帰ることにしました。

大泣き

東京に帰ってきて、一人になったとたん、今まで堪えていた私の涙が溢れてきました。
様々な感情が入り混じり、思わず声を出して泣いていました。
おじいちゃん、ずっとずっと会いたかったよ。
おじいちゃん、色々、ごめんね。
おじいちゃん、可愛がってくれて本当にありがとう。
おじいちゃん、大好きだよ。
おじいちゃん、いつまでも一緒にいたいよ。ずっと一緒にいてよ。
おじいちゃん、(認知症でも)私のこと、忘れないでね。
おじいちゃん、また一緒に遊びたいよ。
おじいちゃん、またお話したいよ。
おじいちゃん
おじいちゃん…

2011年9月24日土曜日

とある休日


休日、特に用事が無いと、東京駅や新宿駅に電車を見に行ってしまいます。
上の写真は新宿のサザンテラスから見た総武線(各駅)。



電車の気分ではないと、おとなしく(?)お花を生けています。
とは言っても、電車よりもエネルギーを使う気がしますが。
この写真の作品は、結構大胆に生けてみました。
花材は、あわ、はらん、けいとう。

何もやることがないと、こんな休日を過ごしているのでした。

2011年9月22日木曜日

相変わらず食欲がない。

私は元々よく食べる方ではないのですが、最近は特に食欲が低下しています。こんな状態になってからもう何ヶ月経つでしょう?診療ノートの記録によると、どうやら5月からのようです。

実際に結構困っております。お腹は空くのですが、いざ食べ物を買いに行くと、何も食べたい物が見つからない状態。味覚障害を疑って(実際に自覚症状もあったので)、亜鉛を摂ったところ、味覚の他、体のエネルギーレベル共に改善したのですが、食欲のほうはサッパリ…。

実は、アメリカにいた時の2人の主治医の助言もあって、きちんとマルチビタミンとミネラルのサプリは継続して毎日摂取しているんです。なので、ビタミンが不足して、というのもちょっと考えにくい。

体重も減ったまま。BMI は約19なので、別にこのままでも良いと思うのですが、食習慣が不健康なのは気がかりです。うっかりすると、1日1回(お昼)しか食べないで終わっています。夜とかは食べるのも面倒なぐらい疲れているので、食べないで寝てしまうことも少なくありません。

そういえば、私はもともと、「食べることは面倒で、楽しくないから嫌い」と感じている子どもでした。学校で一番嫌いな時間は体育と給食;特に給食は罰ゲームみたいで、大嫌いでした。今でも食事は面倒に感じますし、楽しい時間ではないです。「対処しなくてはいけないもの」といった認識。

そんなふうに認識してしまっている、食事というものを、(一人暮らしなので)一人でしなくてはいけないわけですから、やっぱりサボりがちになってしまうのかもしれませんね。特に疲れている時は、好きでないことをする気にはなれないですし。

「新しい普通」

前回に引き続き、病気による喪失体験について書いていきます。

Valerie Golden氏は私たちの著書、”Alone in My Universe"の中の"Psychological Aspect of Acromegaly"(先端巨大症の心理的側面)というチャプターの中で、次のように述べています。(306ページ)
先端巨大症を持つ患者さんは、これから先、また普通の生活ができるようになるのか、とよく尋ねます。答えは、もちろんイエスですが、おそらく「新しい普通」といったところでしょう。
さらに先日、心身医療の主治医に言われたことの一つに似たようなことがありました。(辛いから耳を塞いでいたにもかかわらず、結局、聞いていたようです。w)
「人間は、過去との比較によって、過去にとらわれてしまい、前に進めなくなったり、不幸に感じたりすることがあるんです。」
「今までと同じ」ではなくなってしまった今よりも過去のほうが良かった、などと、不健全なやり方で過去との比較をしてしまうのが人間の弱点なんですよね。本当は、どんなに泣いたって叫んだって、私たちが生きているのは「今・ここ」なのに…。

「過去との比較」の世界の住人でいる限り、幸せは見つからないでしょうし、精神的成長も遂げることが出来ないでしょう。だからと言って、ここで私は過去を捨てなさい、と言っているのではありません。

過去が「今・ここ」に存在する自分に、どんな影響を与えているのか、ということを把握しておくことは大切なことです。しかし、そこで止まっていては前に進めないのです。「今・ここ」にいる自分を形作ってきた過去がある;その過去を受け容れた上で、「今・ここ」を有意義に生きよう、と決心できた時、人は前進できるのではないでしょうか?


そう決心した時、もはや「過去の普通」は役に立たないものとなってしまうのかもしれません。そういう時、代わりに必要になるのが、「新しい普通」です。

私たち人間は変化を好まない傾向にありますが、それでも、次第に新しい環境に馴染むことができるのも、また事実です。例えば、引越しをして新しい町に来たら、誰でも最初は戸惑うと思います。それでも、いつまでも「前、いた所は良かった」と家に閉じこもっている人は、あまり居ないですよね。それは、次第に「新しい普通」が出来上がってくるからです。

私たちが病気による喪失を経験した時も、同じことが言えるのではないでしょうか?


<過去ログ>
喪失体験の心理段階
悲しみを感じる強さ、涙を流す強さ

2011年9月19日月曜日

喪失体験の心理段階

病気は様々なことを、その患者さんから取り上げます。私にとっても、先端巨大症は一種の喪失体験でした。

「今までと同じように、精力的に活動できなくなった」
「容姿に対する自信が無くなった」
「大学院を諦めなくてはいけなくなった」
「自分の能力への自信を失った」
「帰国しなくてはいけなくなった」
「『健康感』を失った」

などなど。

病気によって得たものもありますが、その前に失ったものも沢山あるのです。

そんなこともあり、改めて Alone in My Universe の "Psychological Aspects of Acromegaly" (先端巨大症の心理的側面)というチャプターを読み返しました。そこには、大学在籍中、「グリーフ・カウンセリング(喪のカウンセリング)」で学んだ、お馴染みの「喪失体験の心理段階」が示されております。ご存知の方も多いかと思いますが、せっかくなのでご紹介させていただきます。 (そのまま日本語訳させていただきました。)

あきらめ:これは受容とは異なる。この段階では、どうすることもできず、コントロールを失う。

否認:ショック、信じられない、感情の麻痺。「こんなことが自分に起きているわけがない。」

怒り:「どうして私なの?何を/誰を責めればいいの?」

取引:「そうならないためなら、私は何だってするわ。」

抑うつ:「何をするにも、もう疲れてしまった。」あきらめを含むこともある。

受容・適応:「私はこれを受け容れることができる。役に立つ、順応性のあるやり方でコントロールを取り戻すわ。」

(参考文献: Alone in My Universe: Struggling with an Orphan Disease in an Unsympathetic World. 308ページ)

当然ながら、全員がこの6つの段階を順番どおりに1つ1つ経験していくわけではありません。人によってはある段階を飛ばすこともあるでしょうし、また段階を行ったり来たりすることもあります。

現に私も受容まで行き着いた、と思ったら、抑うつに戻ったり、とやっています。一度乗り越えても、何かのきっかけで戻ったりするんですよね。でも、それは退行ではないと思います。私自身、ステップバックした時に感じるのは、今まで、その段階をクリアした時とは異なる視野・視点をもって取り組んでいる、ということです。 そして、同じ段階をクリアしただけなのに、以前よりも成長していたりするんです。面白いものですよね。

こういった段階を知識として知っておくことは、自分(や周囲の人)のことを理解するうえで大切なことだと思います。たとえば、自分がちょっとオカシイ、と感じたとき、「あぁ、今は『怒り』のステージか。」などと分かれば、自分の問題にラベルすることができ、気持ちが楽になる、というのもあると思います。

<過去ログ>
悲しみを感じる強さ、涙を流す強さ

2011年9月18日日曜日

悲しみを感じる強さ、涙を流す強さ

倦怠感を無視して突っ走ったら痛い目に

今日は1日寝込んでいました。
木曜日にサンドスタチンLARの投薬があってから、ずっと倦怠感を我慢し、ごまかしながらやっていたら、今日になって体が悲鳴を上げてしまいました。実は昨日、ものすごくめまいがする、と思っていたのですが、必要に駆られ、ちょっとばかり精力的(?)に活動してしまったのが良くなかったようです。今日はさらにめまいが酷く、日中はずっと寝ていました。夕方になってからベッドから這い出て、夕礼拝へ。讃美歌を歌っている時、とても苦しくて駄目でした。
ε=(-ω―;)フーッ

今夕の礼拝で

今日のお説教の内容は、「悲しい時は悲しみを感じる強さ、涙を流す強さを持ちましょう」といったもの。グリーフ・ワーク(喪の作業)のお話の大切さなどをお話されました。聞きながら目がウルウルしてしまいました。

実は木曜日、心身医療の診察の際、主治医が難病と共に生きることに関して何かとても大切なことをおっしゃったのですが、なぜか私は涙が出そうになってしまい、「そんな強くなれません」と途中で聞くのをやめてしまったんです。なので、当然覚えていないのですが、何やら「辛い病気を持っているけど、それを受け入れて精一杯生きていく」みたいなことをおっしゃっていたように思います(結局、少しは聞いていた…)。

いつもは「精一杯生きていく」のほうには意識を向けますが、「辛い病気を受け入れる」の部分は無視してしまうことが多いです。「考えても何も変わらない。」「考えても悲しいだけ。悲しんだり、泣いたりするのは面倒くさい。」という気持ちが壁になってしまい、どうしても病気の辛さを一人称で考えることができないでいます。自分のことでも、他人のことのように考えたり話したりすることならできます。病気という事実と自分の心の間に距離ができるからです。このように、私は自分のことも他人事のように考えてしまうことがあります。感情や気持ちが、まるで自分のものではないかのように感じるのです。

ジョン・レノンの How? の中に

そんな中、昨日からジョン・レノンの How? という歌の歌詞が心に引っかかっております。
How can I have feeling when I don't know if it's a feeling?
How can I feel something if I just don't know how to feel?
How can I have feelings when my feelings have always been denied?
Oh no, oh no
それが感情なんだ、ということが分からない時、どうやったら感情というものを抱くことができるのだろう?
何かを感じることができないとしたら、どうやったら何かを感じることができるのだろう?
気持ちをいつも否定される時、どうやったら気持ちを抱くことができるのだろう?
オーノー、なんということだ。
耳にこの歌詞が飛び込んで来た時、「これは私のことだわ…」と雷を落とされた心地がしました。自分の感情がわからない、感情を感じとることができない、自分の感情ですら否定してしまう…。なんだか心が麻痺したような感覚にとらわれることが実は結構あります。まさに Oh no! です。

「喪の作業」をしてこなかった

辛いことを思い出そうとすると、映像としての思い出はあるのですが、そこに気持ちは存在しないんです。いえ、正しくいうと、気持ちは存在するのですが、それに触れることができないのです。 それは真に触れられないから、というよりも私の心が触れることを拒絶しているんですよね。「あんなものに触ったら、辛い気持ちになってしまうし、泣いてしまうかもしれない。そういうのって面倒なのよね。」と考えてしまいます。

悲しみに触れるのは確かに膨大な心的エネルギーを使うように感じます。だから面倒なのですが、それを疎かにしていては、いつまでたってもその思いは浄化されずに心にとどまってしまいます。私の場合、実際そうなんだと思います。

たとえば、異国の地で先端巨大症と診断され、怖い手術をうけ、髄液漏に苦しみ、ということがありましたが、その苦しみ・悲しみを吐き出す時間と場所をきちんと設けないで今まで来てしまいました。無理して「ポジティブに笑顔笑顔」を演じ続けた結果、あまりにも重過ぎる代償を背負ってしまいました。同様のことが精神科領域のことでも起こっているように思います。

心も体も同じ

冒頭に戻りますが、今回の投薬後、私は我慢・ごまかしによって2日間どうにかやり過ごしましたが、3日後にしわ寄せがきてしまいました。体が動かなくなって寝ているだけになってしまったのです。これは、身体の話ですが、実際には心も同じだと思うのです。

悲しみなどの辛い感情があっても我慢し、ごまかすことでしばらくはやり過ごせるでしょう。しかし、いずれは心が悲鳴を上げてしまいます。それは様々な形をとって現れます。私の場合、抑うつ状態になったり、感情を感じられなくなったり、離人症的になったり、という形で現れました。

こう考えると、心も体も同じようなものだな、と思います。

悲しみを乗り越えるには

「喪の作業」をするのに、別に専門のカウンセラーが必ずしも必要、というわけではない、と私は考えています。ただ、「喪」について話す強さ良い聞き手は必要です。 

特に聞き手に関してですが、その人の感じる感情を否定せず傾聴し、エンパワメントしてくれるような人の存在はとても大きな助けになると思います。

勇気を出して話してみる;そして人に受け容れられられ、エンパワメントされていく中で、悲しみは癒されていくのではないでしょうか。そのためには、当事者側の「悲しみを感じる強さ・涙を流す強さ」も必要なんだと思います

<過去ログ>
「精神科医が見た被災地とこれから必要になるケア」を読んで

下垂体関連のイベント

10月15日(土):下垂会 総会&講演会(東京都)

午後から、虎の門病院の3階講堂で開催。
今回は、女子医大の三木伸泰先生による「下垂体機能低下症のホルモン補充療法:副腎皮質ホルモン(コルチゾール)を中心に」(仮題)という医療講演会があります。
山田正三先生の一問一答もあり、盛りだくさんだと思います。

三木先生の説明もとても分かりやすいので(参考)、今回の医療講演、お勧めです。


10月10日(月・祝): 医療講演・相談会(京都府)

京都大学の金本巨哲先生による「ホルモンとその疾患について:間脳下垂体と甲状腺」という医療講演があります。


2012年

6月8(金)~10日(日):It's About The Community

来年の研究集会の日程が既に決まっております。
場所はまたラスベガスです。


 <過去ログ>
東京女子医科大学 第27回公開健康講座-その3

2011年9月17日土曜日

サンド投薬後、今回も大丈夫だった!

9月15日(木)にサンドスタチンLARの投薬がありました。
まだ注射部が痛いです。(ノ_-;)
体もダルイ…。
でも今回は消化器系の副作用はありませんでした。

そして、抑うつ症状再燃も無し!!!
これでサンドスタチンLAR投与後の抑うつ症状再燃/悪化なしは今回で2回連続となります。(参考)素晴らしい!やはりエビリファイが効いているものと思われます。

精神科領域の症状の再燃や悪化が2回連続で無かったので、次第にサンドスタチンLARの注射に対して、以前よりも前向きな気持ちになってきました。

このまま行けば、来月も大丈夫かしら?とちょっと期待。
ο(‘ v‘ )ο~♪



しかし、


・・・

・・・・・・


体、ダル過ぎ!!~(×ω×)~


<過去ログ>
エビリファイのお陰で

2011年9月14日水曜日

「精神科医が見た被災地とこれから必要になるケア」を読んで

東日本大震災で医療上、問題となったのは慢性疾患でした。

報道などでご存知かと思いますが、今回の被害は津波によるものが多かったこともあり、外傷への対応はDMATが想定していたよりも遥かに少なかったそうですよね。(例:現場レポート9参照) そして、代わりに求められていたのが慢性疾患の継続治療でした。高血圧や糖尿病がテレビではクローズアップされていたので、皆さんもよく覚えていらっしゃるかと思います。

 この「慢性疾患の継続治療への備えが不十分だった」というのは実は身体科領域だけではありませんでした。精神科でも似たような状況だった、と私は理解しております外傷(ASD、PTSD といったストレス障害など)への対応よりも、慢性的な精神疾患(統合失調症など)の対応に関するの意識・備えが行政が想定する以上に必要だったのでしょう。。

このことに関してとても参考になったのが、ナーシング・トゥデイの8月号、33~35ページに掲載の「精神科医が見た被災地とこれから必要になるケア」(大下隆司 氏)でした。大下隆司先生のバックグラウンドがとても興味深いのですが、先生は阪神・淡路大震災の被災者であると同時に、阪神・淡路大震災の時も、今回の東日本大震災でも医療支援を行っている精神科医だそうです。そんなこともあり、今月号の中でも特に心に訴えるところがあったのが、この記事でした。

その中で、大下先生は、震災時に特に支援を必要としていた人について
私たちが往診し、そして、ときに入院させなくてはならなかったのは、精神科治療歴のある人が大多数で、・・・
 と述べております。これ、とても重要なポイントなのですが、実は案外知られていないのではないでしょうか?

また、最近の行政やメディアが取り上げる「心のケア」という言葉に関して
災害があり、人が死に、住まいがなくなり、心に大きな傷を負った。その傷を癒すには、まず、安心して住める住居が確保され、経済的にも安定した生活が送れるようになり、その後にようやく心のケアが可能となってくるのではないでしょうか。
と問題提起されております。

これを読んで、私もなんとなく行政が責任転嫁しているように感じてしまいました。どういうことかと言うと、復興支援などの政策をたてることで被災者の不安を和らげる責任が少なからず行政にはあると思うのですが、そこから目線をそらせるため、「心のケアが必要」などと(適当なこと?を)言って、精神科医などに被災者の不安を落ち着かせる責任を丸投げしているような印象を受けた、ということです。しかし、マズローの欲求段階説ではないですが、生活のベースが守られていない状態で心が落ち着く人なんていないんですよね。

そんな中、大下先生が考える「心のケア」について、先生は次のように表現されております。
人間は受け容れられていると感じることで回復していける生き物です。人間の回復していく力を引き出し支える、エンパワメントする、それが私たちの心のケアであり、長期継続的に必要なケアではないでしょうか。
 この記事の中で私が最も気に入った箇所です。

今回、「心のケアの専門家」と言われる人たちについて、被災者の方々から、「アンケートして帰っていっただけ」「せっかく前向きになろうとしているのに、どうして傷を掘り起こすの?」といった声もありましたよね。それは「ケア」ではなく、「自称専門家の自己満足」に過ぎない、と私は考えております。

災害時、本当に必要とされる「心のケア」は、そういった自己満足ではなく、まさに大下隆司先生の考える「心のケア」なのではないでしょうか。

お薬のアドヒアランス向上にこんなことも

サンドスタチンLARを除いた、私の服用中のお薬リストは
  • ヤーズ配合錠AM
  • ストラテラ(35mg)AM
  • エビリファイ(1.5mg)就寝時
となっております。

この中で1つだけとても困っているお薬があるのですが、どれだか分かりますか?




↓  ↓  ↓




↓  ↓  ↓




↓  ↓  ↓








エビリファイ(1.5mg)就寝時 です。

6月からかなり頑張ってきましたが、最近になってコンプライアンスがちょっと問題に…。
エビリファイ、私の場合、眠くなるから就寝時の処方なんです。(参考
ところが、近頃、疲労感が強いため、エビリファイを飲む前に気付くとパタリと寝てしまっているんです。

そこで、 「どうすれば良いのかしら?」と作戦を練りました。
結果…


AM服用に戻すことにしました。(もとはAMでした)
「どうせ、朝飲んでも夜飲んでも眠いんだから、朝で良いんじゃない?」
という根拠。

そうしたら、とても服薬が楽になりました。
情けないことなのですが、私はお薬の服用は「朝一回だけ」でないと非常に困難なんです。
特に「就寝前」という処方は大の苦手!
そう考えると、自分でも、6月から本当によく頑張ったと思います。
ただ、苦手なことはなかなか続かない…。そして、エビリファイの就寝前の服用も例外ではありませんでした。

それでも自分なりに工夫をして、きちんとお薬を飲めているからでしょうか?精神的にとっても落ち着いていますよ。

私にとって、アドヒアランス向上には服薬の時間&回数は重要な鍵となるのでした。


<過去ログ>
エビリファイ3日目

2011年9月11日日曜日

6ヶ月を経て;10年を経て


今日でアメリカ同時多発テロ9.11から10年、そして東日本大震災から6ヶ月となります。

2011年3月11日。
あの日の記憶、なるべく思い出したく無いからでしょうか、実は曖昧になっております。
ただ、忘れられないこともあります。
  • JRの駅に設置されたテレビで見たショッキングな映像の数々
  • 映画の世界みたいで、現実感が全くわかなかったこと
  • 直線距離12kmをヒールで歩いて帰宅したこと
  • 風がとても冷たく、途中、何度も帰宅を諦めようとしたこと
  • 帰宅後も、疲労感や不安、孤独感のあまり泣き出したかったけど、涙が1滴も出なかったこと
  • 疲れているのに余震で全く眠れなかったこと
  • 大切に思っている人の安否が心配で胸が張り裂けそうだったこと
現実感がわかなかったのは、2001年9月11日も同じでした。
私はあの日、ニューヨーク州の短大にいました。
校舎の入り口付近に設置された数台のテレビの前に人だかりがありました。私もそこにいて画面を見ていました。「これは映画?何が起きているの?」まだ英語が良く分からず、状況が飲み込めませんでした。泣きながらハグをしている人たち、涙を流して固まっている人,呆然と立ち尽くしている人などが私の周りを取り囲んでいました。

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そんなダブルの記憶がつらくて、今日は読書に没頭しておりました。
あんまり考えない方が良い時や、考えない方が良い事だってありますよね、きっと。
(なんて書いていたら涙が出てしまいました。)

2011年9月10日土曜日

PTSDを防ぐお薬???

PNA (Pituitary Network Association) の9月のニューズレターに面白い記事がリンクされていたのでご紹介します。

イスラエルの研究員がPTSDの緊急予防薬を開発

まずは背景
「うつ病や統合失調症は徐々に発症するもので、ある時突然なるものではない。しかし、PTSDに関しては心的外傷となる出来事への反応として起こる。」
心的外傷後、投薬することでPTSDの発症を防ぐお薬を開発しよう、ということです。言うなれば、原文の題名通り、「緊急避妊薬のPTSDバージョン」といったところでしょうか。

今までの治療法は?
最近までは心的外傷に対してはValium(日本ではセルシン、ホリゾン)などのベンゾジアゼピン系の安定剤を投与するのが一般的だった。
今でも日本はそうですよね。しかし、これはあまり良くないそうです。
こういった薬剤でリラックスできる効果があるものの、これらの薬は体内でのコルチゾール分泌を遅延させる。
これが問題のようです。動物実験によると、このような反応が起きると、体のPTSDに対する防御能力が減少してしまう、ということが分かっているそうです。そんなこともあって、米国の医学団体はベンゾジアゼピン系薬剤を外傷後のストレス症状緩和に使うことを避ける方向付けをしている、とのこと。へぇ、そうなんだ!

実験について

今回の被験者は24人。交通事故で生き残ったものの、ストレス症状の出ている人たちです。
  • Aグループ:(12人)コルチゾール100mgを外傷後6時間以内に1度だけ注射 
  • Bグループ:(12人)プラセボ(偽薬)
そして、結果は下記の通り。
  • Aグループ:1ヵ月後、1人がPTSDと診断された。3ヶ月後、PTSDの兆候を示す被験者はいなかった。 
  • Bグループ:3人がPTSDを発症した。
つまり、外傷後、ストレス症状がある人にはコルチゾール(100mg)の投与が有効かもしれないわけですね。
この実験ではコルチゾールが注射剤でしたが、錠剤では駄目なのか、という研究もこれから行うそうです。

なぜ外傷後6時間以内?

この「6時間」という時間は、外傷の記憶の定着にかかる時間だとか。
感情の記憶が定着しなければ、後になってPTSDが発症することはない
なるほど。記憶が植えつけられてしまう前にコルチゾールを与えることで、体をストレスから守る、ということなんですね。

論文はいつ出る予定?

今年の12月に出る予定らしいです。ジャーナルは European Neuropsychopharmacology
まだまだ実用化には時間がかかりそうですが、導入されたらかなり画期的ですよね。