2009年10月29日木曜日

人の命の尊さ

先週、とある病院の地下で(営業の)アポイント待ちをしていました。この日はなんと!1時間半待たされたのですが、その間、私にとっては大きな出来事がありました。

通常、この病院の地下の廊下で待っていると、看護師さん、物品担当者、厨房の方、臨床工学技師さん、お医者さん、患者さん、といった人々が通過します。そのたびに私は得意の笑顔で「こんにちは」「お大事に」などと挨拶するわけです。そんな中、白衣を着た方が2名前を歩き、その後ろにベッド、さらにそのベッドを押している方が1名、遠くから接近してくるのが見えました。

「地下の放射線治療室にでも行くのかな?」と私は思って見ていました。しかし、よく見るとベッドの上に人らしいもの影がみられないのです。「ん!?なんだろう?」見えたのは光沢のある白い布で、何かを覆っているように見えました。彼らはどんどん近づいてきます。そして、ついに私の前へ。

「あっ!これって。。。?」

このベッドを押している方のうしろに私服の方が3名、この一行について行きました。白衣の方々も、この私服の3名も、みな下を向いていました。

光沢のある真っ白の布、 下を向いて歩く2人の医師と3名の方。私は一瞬でその白い布の下にあるのが何なのか分かりました。それと同時に、なんとも悲しい気持ちになりました。

「あぁ、患者さんが亡くなったんだ。」

あの重苦しい空気、未だに忘れられません。まさに人の命の尊さを象徴するものだったように感じます。どんな亡くなり方をされたのかは分かりませんが、霊安室に運んでゆくところだったのでしょう。ついさきほどご遺族は患者さんの死を知らされたのでしょうか?ご遺族はどんな思いであの地下の廊下を歩いていたのでしょうか?
-------------------------------------------------
 人の命って本当に尊いものです。難病の支援(助成や研究事業)や慢性疾患患者の医療費軽減といった問題はそういった一人ひとりの患者さんの命にかかわるものです。国がこういった方向にお金を使ってくれたら、どんなにいいでしょう。一度しかない人生、私たちはたまたま病気と共に歩まなくてはいけないわけですが、少しでも負担が減れば、といつも思っています。この一度しかない人生、病気と医療費だけに費やされてはもったいないです。負担が減って、私たちの人生がさらに意味あるものになることが私の願いです。

0 コメント:

コメントを投稿